新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う広島県の方針を踏まえ、
取材のみの外出は行わず、他の必要な外出(通勤、買い物等)と組み合わせ
一度の外出で訪れる施設を最低限にする方針をとっております。
日本郵政不動産は、広島駅南口に隣接する「広島東郵便局」を再開発する「広島駅南口計画(仮称)」の概要を、2019年5月に明らかにしました。
再開発ビルは、オフィスや店舗、駐車場を備える地上19階建て・延約4万4,000平方メートルと大規模なビルになる予定です。
既存の広島東郵便局の解体を2019年秋頃から始め、2022年秋ごろの開業を目指します。
今月は定期レポートは中旬に更新していますが、現地で新しいものを発見したので臨時更新いたします。
現地で工事をしている仮囲いに、新しいイメージ画像が掲示されました!
これまでのものとの大きな違いは、新しい広島駅ビルへ通じる「ペデストリアンデッキ」がハッキリ描かれるようになったことですね。
広島市は昨年9月に、広島駅南口広場の整備レイアウトを公表しました。
これを受けて、隣接する日本郵政ビルもデッキ部分を含んだバージョンにアップデートしたということなのでしょう。
【広島市】:【広島駅南口広場の再整備等】南口広場のレイアウトについて
詳しくはこちらから御覧ください。
この2枚は完全な初公開画像です。
1・2階は、ガラス張りでそれなりの店舗が入る商業施設になるように見えますね。
3・4・5階は自走式の駐車場です。中区八丁堀の「広島ビジネスタワー」そっくりです。
建築計画のお知らせでは事務所の他に、「物品販売業を営む店舗、飲食店」とあるので、
この1・2階がその機能を担う事になりそうです。
駅と直結し濡れずに行くことができるので利便性は相当高いです。
2019年に広島駅北口二葉の里地区に完成した「グラノード広島」もオフィスが含まれる大型プロジェクトでしたが、
広島駅北口からは多少距離がある上、繁華街とは反対側なので、
商業施設は飲食店が数店とキンコーズ、ドラッグストアなど、オフィスワーカーに便利な施設が多く入る展開となりました。
南口広場に面し、広島駅に直結する日本郵政のビルがどのような開発をするか、非常に楽しみですね。
JR駅ビルと日本郵政JPビルがデッキで直結される構造として真っ先に思い当たるのが、
福岡県の博多駅ではないでしょうか。
(全て2018年11月撮影)
博多駅の場合はビル全体が「KITTE博多」として大きな商業施設になっているので、オフィス主体の広島とは大きく違いますが、
駅ビルから直接2階デッキで繋がる構造はかなり似た構造になると思われます。
JRの駅ビル2階に半屋外の歩行者デッキを内包する構造自体も似ています。
広島駅も、自由通路を中心に南北で2階をメイン動線とした回遊ネットワークが構築されます。
南口は今後、A・B・Cブロック+JPビルの4棟をそれぞれ駅からデッキで結ぶ計画で、点から線、線から面ににぎわいを拡大していく土台は整うわけです。
個人的には2階の歩行者滞留スペースをもっと広く取ってほしかったなと思います。
新駅ビルも登場するので、完成してみないと分からないですね。
自由通路・デッキレベルに、待ち合わせや休憩など少しゆっくりできる空間や店舗があればいいです。
期待したいですね。
駅ビルの詳細はこちらから。