JR広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が、2025年3月24日に開業しました。
新しい駅ビルは、広島駅南口広場の再整備の核となる施設として、JR西日本が2020年から建て替えを進めてきました。
地下1階から9階に、カフェやコスメ・雑貨、中四国最大の飲食店街やシネマコンプレックスなど、およそ220テナントが集積する商業施設です。
9~21階を占める「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」も同時開業しています。
この度、開業したばかりのホテルに宿泊してきたので、館内の様子などをご紹介します。
開業した「ミナモア」のレポートはこちら。
目次
雑踏から切り離された専用エレベーターで7階ロビーへ
【公式】:ホテルグランヴィア広島サウスゲート
名称 | ホテルグランヴィア広島サウスゲート |
開業日 | 2025年3月24日 |
所在地 | 広島県広島市南区松原町2-37(JR広島駅直結) |
客室数 | 380室(9階~21階) |
客室平均面積 | 約26㎡ |
チェックイン/アウト | チェックイン 14:00~25:00 / チェックアウト 11:00 |
フロント・ロビー | 7階(自動チェックイン機・セルフロッカー完備) |
レストラン | 7階「UmiShima Dining」 |
設備ほか | 全室トイレ・浴室セパレート、Wi-Fi完備、加湿器・アイロン・ズボンプレッサー(貸出) |
ホテルのロビーは、ミナモア西棟最上階となる7階です。
2階コンコースや1階バスのりば前、地下改札前などに専用のエントランスが設けられています。
【ホテルグランヴィア広島サウスゲート】:当ホテルのエントランスのご案内
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いずれも多くの駅利用者が通行する箇所に設けられていますが、
その雑踏から切り離された7階への直通エレベーターで移動することができます。
7階ロビーです。
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下層階からの直通エレベーターホールには、たくさんの胡蝶蘭が置かれていました。
ロビーは7階屋上広場とフラットにつながっています。
ロビー内には期間限定で、規格外等で廃棄される花を用いた、直径約1.5mの”サスティナブル”な大きなドライフラワーが置かれています。
また、県内の企業とコラボし、香りによるロビー全体の空間演出も行われており、
ドアが空いた瞬間から特別な雰囲気に浸ることができます。
【ホテルグランヴィア広島サウスゲート】:瀬戸内の春を彩るサスティナブルなロビー空間 ~「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」3/24(月)開業~
【PR TIMES】:「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」にて株式会社KAORI LOGOが手掛ける天然エッセンシャルオイルを使用した空間演出がスタート
ミナモア7階からホテルに入るエントランス。
所々に飾られている絵も、「水面」が表現されていて美しいです。
広々としたデラックスダブルの室内 全室フローリング採用
チェックインを済ませ、カードキーを受け取り客室へ向かいます。
無人チェックイン機が充実しており、支払いはもちろんカードキーの受け取りまでコンタクトレスです。
今回宿泊するお部屋は「デラックスダブル」。スタンダードフロアの最上階となる19階でした。(20〜21階はコンセプトフロア)
瀬戸の夕焼けをイメージした絵画に迎えられます。
デラックスダブルの室内です。
このタイプは約34㎡とかなりの広さ。
黒いガラスの引き戸で仕切られた向こう側は水回りです。
ホテルグランヴィア広島サウスゲートは、全室がバス・トイレがセパレートタイプです。
また、本ホテルは全室がカーペット敷きではなくフローリングとなっています。
キャリーケースを持って訪れる観光客が多いことから、キャスターが引きやすいようフローリングが採用されています。
2枚の大型ガラスでの採光。昼間は照明がいらないほど明るいです。
足元から高さ2mの窓ガラスは開放感がありますね。
景色は後ほどじっくりご紹介します。
お部屋のアメニティほか。
地元広島の「寿屋珈琲」がいただけます。嬉しいですね。
化粧水等はロビーに用意してあるタイプでした。
19階から眺める広島市街地 トレインビューも
19階の大きな窓からの眺望です。
見慣れたビルばかりですが、この高さから見る景色が新鮮です。高さは80m程度かと思います。
ビルの背後の瀬戸内海の島々がいかにも広島らしい景色です。
西面の部屋のため、目の前に広島JPビルディングが対峙します。
ほぼ同じ高さの建物のオフィスビルが目の前にある景色は広島では珍しいですね。
北西側。
JRの在来線と新幹線の線路が街のビルの中に消えていきます。
その間に建つJR西日本中国統括本部が目立ちますね。
トレインビュー。
都会だけど自然が近くていい街だなと改めて認識することができます。
日没後の様子です。
これが広島最新の夜景です。
手前から奥まで市街地が続く中にも、河川や山並みが見える景色が美しいです。
広島JPビルディングのライトアップも、近くでまじまじと観察することができました。
北西側。
夜が明け、新しい平日が始まった朝ラッシュの様子をタイムラプスにしました。
ホテルグランヴィア広島サウスゲートから見る、慌ただしい朝ラッシュ。 pic.twitter.com/nQuGy0Hy1C
— 鯉党α(アンドビルド広島) (@abhiroshima) April 22, 2025
ビュッフェ『UmiShima Dining(うみしまダイニング)』での朝食
さて、朝食はこのサウスゲートに設けられたビュッフェレストラン「UmiShima Dining(うみしまダイニング)」を利用しました。
【ホテルグランヴィア広島サウスゲート】:RESTAURANT
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直接景色が見えるわけではありませんが、屋上テラスを利用する人々との距離感はちょうどいいと思いました。
選んだものなど。
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やはり観光客、とりわけインバウンドを意識したメニューが多かったです。
焼き立てパンやトマトが入った「和牛すき焼きUmiShimaスタイル」が特に美味しかったです。
ホテルロビーがそのまま繋がる屋上広場
朝食に満足しチェックアウトまでの間に、屋上広場に立ち寄ることに。
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ホテルのロビーを出るとすぐにこの大階段です。
まだ幹の細い桜が咲き誇っていました。
屋上広場の桜と、広島駅で2館体制となったホテルグランヴィア広島。
以上、ミナモアとともに3月24日に開業したばかりの「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」のレポートでした。
私自身は広島以外に広げても初めてのグランヴィア宿泊でした。
ビジネスホテルでは味わうことのできない広々とした室内で、快適にくつろぐことができました。
スタッフの方の対応も非常に良かったですね。
ただ、アメニティは最小限だったかと思います。最近はビジネスホテルでもアメニティを頑張っているところが多いので、もう少し頑張って差を付けてほしいと思います。
もともとこのホテルは、グランヴィアよりは下位の「ホテルヴィスキオ」としてオープンする予定でしたが、建設途中で変更されました。
そのためか、レストランは「UmiShima Dining」1箇所で、ラウンジ等の用意はこのサウスゲートにはありません。
バーやレストランへの誘導はもっと積極的にしてあげると、より充実したおもてなしになると思います。
(個人的には予約サイトも分ける必要すら無いのでは…と。)
UmiShima Diningは本当に満足したので、ランチブッフェでも利用したいです。