3月14日、広島市中区西白島でJRとアストラムラインを結ぶ待望の結節点「新白島駅」が誕生しました。
「アストラム編」、「JR編」、「連絡通路編」の3回に分けてレポートしていきます。
アストラム編はこちらです。
祝開業! 主要路線交わる新白島駅【アストラム編】
祝開業! 主要路線交わる新白島駅【JR編】
連絡通路はJRとアストラムの両方の新駅を結ぶもので全長は140m。
中央分離帯に造られた大きなシェルが特徴的です。内部は半分くらいまでがアストラムの新白島駅になっています。
シェルの終わりからJRの改札までは屋根が設けられる予定でしたが、ダイヤ改正には間に合わず今年夏頃完了する予定です。
新駅の開業記念式典はここで行われました。
初めて降り立ったのがこの状態だったので、夕方に撤去された状態を見ると、こんなに広かったのかと驚きました。
少し疑問に思うのがこの連絡通路からアストラムライン新駅構内まで含めて、ベンチが一つも設置されていないこと。
敷地が狭いのは承知ですが1,2箇所あってもいいのではないかと思います。
歩道橋へ上がる階段・エスカレーター付近です。
エスカレーターの上部は仮設の屋根が設置されています。
その他は屋根がありません。逆にこの空が広い現在の光景も今しか見られないレアなものになりそうです。
階段とエスカレーターの間の窪みがアールになっているのがオシャレですね。
JR南口駅舎に近い歩道橋東側から。
この角度から見ると本当にまだ完成していないのがよく分かります。
それでも多くの方々がこの歩道橋から中央分離帯のシェルを写真に収めていました。
中央分離帯より西側の歩道橋とそこから見るシェルの様子です。
国道西側(JRの駅舎とは反対側)の歩道から歩道橋に上がるエレベーターはまだ工事中です。
この歩道橋からは基町・白島地区にビルが密集しているのがよく分かります。
北口に向かってみます。
アストラムラインから上り・広島方面のJRに乗り換えるには、歩道橋東側の階段を降り盛土のトンネルを通ります。
この部分の屋根も未完成ですね。最終的にはこの屋根が完成する他、東側に歩道とタクシー乗り場などが整備される予定です。
トンネルを抜けた先は北口駅舎と一体化した屋根が完成しています。
H鋼の鉄骨を隠すようにサインが設置されています。
JRとアストラムラインの乗換駅として誕生した新白島駅ですが、このJR上り(北口)ホームからアストラムライン新駅までの遠さが開業前から懸念されていました。
JR下りホームが階段(エスカレーター)を2回降りるだけなのに対し上りホームからは昇り降りが2回ずつ必要です。
今紹介したトンネルを通る分距離も少し長いです。
そこで北口の”上り改札を出た瞬間からアストラム改札を通りホーム階に到着するまで”の時間を、あえて遅めに歩いて測ってみたところ、4分半かかりました。
標準的には3分前半といった所だと思います。
中央分離帯にJRの両方面の改札があれば楽だったのですが、新幹線のピアが建つ盛土にトンネルを作るのは難しかったのでしょう。
慣れたら苦にはならない距離だと思いますが、やはり多少の時間はかかってしまいます。
定期券を購入される方などは一度歩いてみた方が良さそうです。
開業直前まで工事が続けられてもなお完成していない姿に、人手不足・を改めて感じます。
完成を急いだ故に事故があったりミスがあったりすることがないよう願いたいですね。
全て完成するまでは追いかけていきたいと思います。