3月14日、広島市中区西白島でJRとアストラムラインを結ぶ待望の結節点「新白島駅」が誕生しました。
「アストラム編」、「JR編」、「連絡通路編」の3回に分けてレポートしていきます。
アストラム編はこちらです。
祝開業! 主要路線交わる新白島駅【アストラム編】
南口の様子から。
正面2階がJR新駅南口駅舎です。下り方面はこちらから改札に入ります。
上り方面は北口から入ることになりますが、北口に通じるトンネルから階段までの屋根はまだ骨組みのまま完成していません。
アストラムラインの新駅には階段を上がった連絡通路を左へ進みます。
下り改札の方に進みます。
大小の四角い窓が並ぶ特徴的な外壁の内側です。
画像右奥(西)に連絡通路の一部となる歩道橋が伸びます。右手はトイレです。
振り返りました。
正面には「セブンイレブン キヨスク」がオープンしました。
上部には「JR新白島駅」の表記とともに、広島駅と同じテイストのサインがあります。
路線記号もそれぞれ付いていてカッコいいですね。
上の画像で右手前にはちょっとした空間が確保されており、朝9時頃にここで新型電車227系の出発式が行われました。
画像は出発式の時に使ったセットが撤去された夕方撮影したものです。
床のなんとタイルに「2015」の文字が!
改札口はこのようになっています。
ホームは一つですが、山陽本線と可部線が乗り入れるため発車標が別々になります。
改札機は3組ありますが、どちら側も一つが一方通行になっているので実質2レーンです。
一日2万人の利用客を見込むJR新白島駅にとっては少し心細い気がします。左側にはまだ増設出来る余裕がとってあるので、状況を見て対応していただきたいですね。
ホームに入りました。
もちろん路線色である赤が入った駅名標です。
発車標は白い時計が一体化されてた2段表示の物でこちらにも路線記号が使われています。
種別の次には路線名が常に表示され山陽線か可部線かが分かりやすいようになっています。
しかし、そのためなのか両数が右端にオレンジ色で表示されるようになりました。
広島駅の発車標では発車時刻の前に赤字で両数が表示されており、右端はのりば番号です。
この辺りが統一されていないので少し分かりづらいですね。
もっと言えば、乗客が一番知りたいのは「その列車が何両編成なのか」ではなく、「どこで待っていればよいのか」ということです。
ホーム上の足元には乗車位置を示す1~8までの印が付けられましたが、その案内は掲示板の紙か駅員による案内放送だけ。
せっかく新駅を作ったのに、なぜ関西のようにLED発車標で乗車位置の案内をしないのでしょうか。。
227系の運転が始まり、2両編成から8両編成までの車両が走ることになります。
できるだけ早く分かりやすい案内ができるようになってほしいです。
新駅は建物が密集する用地の関係で、東西に数十メートルホームがずれています。
そのため「上り」ホームの東側には目隠しが設置されています。
ホームの列車時刻表を撮影しました。
こちらにも路線記号が表示されるようになりましたね。非常に分かりやすくなりました。
さらに各時分の横には両数も記載されています。3両や5両は必然的に227系です。
ちなみにこちらはシティネットワーク内のすべての駅で一斉に変えられたようですね。最寄りの駅にも当日朝からこれに変わっていました。
続いて北口・上りホームの様子です。
階段・エレベーターがすっぽり建屋に覆われたような建物です。
「広島方面」、「みどりの窓口はありません」という張り紙がたくさんありました。
改札階から振り返ります。
大きな窓が非常に開放的です。マンションが並びアストラムラインが伸びていく光景が一枚の絵にも見えます。
北口改札です。
壁のサインにはラインカラーも入っています。改札レーンは南口と同じです。
券売機の上の路線をを撮りました。
改めて新駅にいることを実感します。
路線色も昨年決まった新しいものになりました。
他の駅もこれと同様に新しくなると思われましたが、色は従来のまま広島~横川間に新白島を追加しただけでした。
両側のホームとも、壁には数カ所窓が設けられています。
国道54号線の真上に設けられた新白島駅から北側を向いています。
左奥にはアストラムライン開業時からある「白島駅」が見えています。
最後に、新白島駅に入線した新型車両227系「レッドウィング」を。
2015年3月14日は32年ぶりの新型車両が、待望の新駅から出発するという”初物尽くし”の一日になりました。
JR西日本広島支社の杉岡支社長の言葉を借りるなら、「新時代の幕開け」です。
メディアや一般の方の意見を聞いてもかなり期待感が大きく感じられます。
通勤・通学の仕方が大きく変わる春になりそうです。