広島三井ビルディング
は鯉城通り沿いに建つ地上16階・塔屋1階・地下1階のオフィスビルです。
1977年に三井不動産により建設されました。
【三井不動産】:広島三井ビルディング
今月初めにコメントでちょいとさんに、”「広島三井ビル」がデータベースから抜けている”とご指摘をいただきましたので、
先日現地に行ってまいりました。
“鯉城通り沿い”と書きましたビルの所在地は、中区大手町2丁目。平和大通りにも近く、広電袋町電停の目の前になります。
1階には福岡銀行の広島支店やコンビニ、カフェが入居するレンガ張りのビルです。
近くの横断歩道橋から南側の鷹野橋方面を、カープ電車と合わせて。
同じく歩道橋から
これまで高層ビルとは全く意識せずに何度もこの周辺を歩いてきましたが、改めて見ると確かに高さを感じます。
16階建てのオフィスビルですから少なくとも60m前後はありますね。
このビルには建築基準法に基づく「公開空地(こうかいくうち)」が設けられており、低層部のオープンスペースが一般に開放されています。
鯉城通り沿いからですと、ビル北側のこの狭めの隙間から入ることができます。
オープンスペースは階段を上がった2階レベルに設けてあります。
ビルの北側一帯がこのような広場になっています。
この日は休日でしたので、私以外誰もいませんでした。
一般的に公開空地を設けることによってビルの容積率が緩和されたりしますが、この「広島三井ビルディング」も例外ではないそうです。
約1400平方メートルの建築面積に、約1万7000平方メートルの延床面積を実現しました。
鯉城通りの方向に振り返ります。
正面に2つの60m級のオフィスビルが立ち並んでいます。
奥が広島市信用組合本店(シシンヨー東邦ビル)、手前が明治安田生命広島ビルです。
ビル東側の鯉城通りから入りましたが、そのまま西側の路地に抜けられるようになっています。
南側を見ています。
正面奥には高さ約101m、地上21階建てのオフィスビル「NHK広島放送センタービル」が見えていますね。
ビル西側の空地の様子です。
画像左の階段を降りてきました。
最後にビルの南西側から全体を見上げます。
昼下がりの撮影だったのでこちらのほうが”順光”でした。
統一されたファサードで非常にスタイリッシュですね。
以上、1977年の竣工以来広島のビジネスの中核の一つを担ってきた「広島三井ビルディング」の紹介でした。
データベースの個別ページと高層ビル一覧も更新しました。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島三井ビルディング(広島市の高層ビル一覧)