地場流通大手のイズミは2016年にも広島市西区の扇地区に新業態の店舗を出店させる構想を明らかにしました。
既存の大型SCの「ゆめタウン」とは異なる名称になるようです。
(コメントにてバーバラさんに教えて頂きました。ありがとうございます。)
【日本食糧新聞社】:イズミ、広島市西区に新業態構想 地域集中出店で
予定地は1989年に開かれた「海と島の博覧会・ひろしま」(通称「海島博」)の跡地で、
2013年3月に広島市から一般競争入札によりイズミに売却されていました。
「商工センター計画(仮称)」と名付けられ、2015年春開業する「ゆめタウン廿日市(仮称)」と広島市の中心部の中間に位置します。
敷地は5万2800平方メートルで2016年の開業を見込みます。
イズミの地域集中出店体制(ドミナント戦略)を推し進めながらも、「まったく違う店を作りたい」という山西社長の意向から
「ゆめタウン」とは異なる名称をつけ、新業態の店舗にするとのこと。
西風新都「石内東地区」に2015年度の開業を目指す巨大イオンモールに対向する狙いもあるようです。
より大きな地図で 広島市西区扇地区 を表示
今年春に開通した広島南道路の商工センター出口を出て左手の敷地です。
昨年売却されて以後、久しぶりにこの地区の話題が出ましたね。
当時から“新業態に”と言われていましたが、やはり「ゆめタウン○○」という名称にはならないようです。
以前も書きましたが広島市には平野部の外縁を取り巻くように、幾つもの大型SCが乱立しています。
西方面を見ても1990年にオープンした三井不動産の「アルパーク」に加え、今後「ゆめタウン廿日市(仮称)」、「イオンモール石内(仮称)」のオープンを控えており、供給過剰に陥るのは明らかです。
イズミも自らの生き残りをかけた出店ですから、なにか“新業態”の腹案はあるのだろうと思いますが、
「単純に名前が違うだけ」と言われないような店舗にしていただきたいですね。
車で行きやすく比較的海が近いのですから、テーマパークとSCがセットになったような施設になったらと思います。
巨大観覧車などがあれば、それだけでオリジナリティが出せます。
「どうせ子供を連れて買い物へ行くならここへ行こう」というファミリーが増えればいいですね。
また広島中央卸売市場も目と鼻の先ですから、新鮮な瀬戸内の海の幸が楽しめるグルメパークとセットにするのも面白いかもしれません。
もう同じような郊外大型SCは十分です…。思い切ってオリジナリティにこだわって欲しいと思います。
広島でも「ここにしか無い施設」に期待したいです。
(一部訂正しました。ご指摘下さった方、ありがとうございます。)