広島駅北、二葉の里5街区でデータセンター着工

こちらもまた先月の話題です。すみません。
変化が激しくなってきている広島駅北口の二葉の里再開発地区の様子を、一括でまとめて紹介させていただきます。
各部門ごとの直前のレポートはこちらです。
高精度放射線治療センター(仮称)合同ビル 2015.03(Vol.6)
広島鉄道病院新築工事 2015.03(Vol.5) 躯体4階まで
広島高速5号線建設工事 【広島駅北口】 2015.03 下部工事本格化!

まずはこの話題から。
中国電力グループのエネルギア・コミュニケーションズ(以下エネコム)が、災害に強いデータ通信棟の建設を2016年12月の稼働を目指し、スタートさせました。

【中国新聞】:データ棟 来年12月稼働
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(2015年4月18日付 中国新聞朝刊紙面より)

ちょうど1年前となる昨年5月に、二葉の里の5街区約1.5haを大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エネコム)の3社グループが取得しています。

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完成イメージ(【中国財務局】:二葉の里地区国有地の二段階一般競争入札の結果について(PDF形式:681KB)より)

3社のうちまずエネコムが先陣を切る事となりました。
名称は「エネコム広島ビル」
総事業費約80億円をかける鉄骨10階建ての免震ビルです。
延床面積は1万3000平方メートルに上り、同社では最大規模となります。
上層の2フロア以外は高速・大容量のデータ通信設備になる予定です。

現地の様子です。

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二葉通り西側から5街区全体を撮っています。
真ん中辺りに中高層ビルが3棟建設される予定です。

その5街区の北側に建つのがエネコムのデータ通信棟「エネコム広島ビル」です。

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この日は起工式の準備が行われていました。新聞記事によると4月21日に着工したとのことです。

さて、既に画像に多く写り込んでおりますが、
エネコム広島ビル以外の5街区内(3社グループ取得分)は暫定的にタイムズのコインパークとして利用される事になりました。

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駐車場は333台収容。野球観戦客に加え活発化する広島駅周辺の再開発を受けニーズが高いと判断したそうです。
1枚目の画像では広島高速5号線広島駅北口ランプの工事が始まっているのも確認できます。

こちらはその駐車場の一番東側。

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広島駅北口広場からもすぐ近くの場所になりますが、このような工事が行われています。
後日確認したところ、GAパートナーズのマンションギャラリーができつつありました。

3街区・4街区の工事も進みます。

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3街区南側の、広島県地域医療総合支援センター・高精度放射線治療センターの合同ビル。
放射線治療センターを担う東側の2階の建物が形になってきました。

こちらは4街区で新築移転工事が行われているJR西日本の新しい「広島鉄道病院」。

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かなり高さが増しましたね。南側に飛び出た低層部分もはっきり分かるようになっています。

大雑把ですが今回は以上です。
着工した「エネコム広島ビル」は2016年7月に竣工し、2016年12月に稼働を開始。
その他の大和ハウス工業の複合ビル・広島テレビのメディア棟は2019年の完成予定
広島高速5号線は2017年度開通予定。
広島県合同医療ビルは2015年7月竣工予定
広島鉄道病院は2015年度末の開業予定となっています。

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