「(仮称)広島八丁堀共同プロジェクト」は、日本生命と広島電鉄がそれぞれ所有する2棟のビルを取り壊し、
一つのオフィスビルに再開発する共同プロジェクトです。
相生通りの立町電停前に2018年1月、地上17階建て、高さ約80mの複合オフィスビルが竣工します。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:(仮称)広島八丁堀共同プロジェクト
【広島電鉄】:(仮称)広島八丁堀共同プロジェクトについて(PDF, 約470KB)
前回の状況です。
広島八丁堀共同プロジェクト(仮称) 2015.05(Vol.1) 解体工事に着手!
10月も半分ほど経過していますが、今回は9月下旬に撮影した画像になります。
相生通り西側から、全体です。
更新は5月以来となりましたが、6月頃から「日本生命広島第二ビル」と「第二広電ビル」は2棟まとめて囲いで覆われています。
解体工事は順調に進んでいるようで、屋上の塔屋が無くなりましたね。
北西側と北面の様子を。
まだ解体工事中ですが、建築計画のお知らせの看板が掲示されました。
名称は”共同”が抜かれ【広島八丁堀プロジェクト】とされてますね。
紙屋町交差点に面する広電と三井不動産の共同プロジェクト【広島紙屋町プロジェクト】(広島トランヴェールビルディング)と対比しているようです。
次回からタイトルもこちらに変更します。
規模について、計画発表の段階では地上17階・地下1階建てだったものが地上16階建て・地下無しに変更されています。(完成イメージでも当初17層ありました)
しかしながら高さは当初発表の通り80m、延床面積に至っては当初より少しだけ大きくなりました。
基本は鉄骨造ですが柱は鋼管にコンクリートを充填した「CFT構造」となるようです。
地震対策は制震構造が採用されます。
階数が減った部分を見て縮小かと少しビックリしましたが、延床としては減っていないようなので安心しました。
広島市におけるオフィス空室率は、近年大規模なテナントオフィスビルの供給が無かったことなどから4.9%という非常に低い水準となっています。
【事業用不動産レポートCBRE】:京都・神戸・広島・高松・福岡-2015年第2四半期
この「広島八丁堀プロジェクト」がオープンするのが2016年1月で、それまでまとまったオフィスビルの新規建設は今のところありません。
もったいない状況ですね。
新規需要が少ないという見方も出来るかもしれませんが、札幌市や12年の広島市のグラフを見るとハイグレードオフィスの新規供給が需要を掘り起こすことも十分あると思います。
(広島の2012年はトランヴェールビルディングの竣工時です)
今年12月の着工、2017年11月末の竣工予定です。