今日13時から安田学園にて白島新駅の第2次選考公開プレゼンテーションが開かれました。
昨日も書いたとおり行ってみましたよ。
まず第1次選考で選ばれた5社が(↓PDF)
受付番号17番(シーラカンスアンドアソシエイト)
受付番号7番(ワークヴィジョンズ)
受付番号50番(梓設計)
受付番号35番(坂茂建築設計)
受付番号44番(加藤建築設計事務所)
の順にそれぞれの案のプレゼンテーションを行いました。
まあこれが今日のメインですね。
やはり設計された方々から直接お話しを聞くというのは、思いも伝わってきますし非常に分かりやすかったですね。
直接細かい説明を聞くので、市のHPで見て抱いた印象とは違っていたことが結構ありました。
7番の案は特にそうです。前まで市のHPに載っていた資料では
「特徴が無く、何かよくわからない…」と言うのが本音でしたが(笑)、
屋根の内側に反射材を使いアストラムのホームからも四季を感じられる構造などかなりいいと思いました。
50番の案はガラス張りの連絡通路で屋根には太陽光パネルを部分的に配置し、
影を木陰に見立てるような作り。これが本当の都心の森ですね。
非常に洗練されていて良かったです。
連絡通路とアストラム駅舎の屋根が上から見ると矢印のような形になっており、
新幹線から見ると街の中心部とか大きくは平和を指示している、という考えにも感心しました。
私の中ではこの50番が1位でしたね。その次に7番かな…。
逆にこれまで聴く前まで大きく期待していた44番は、なんとなく「アレ?」という感じ。。
アストラム改札をJR改札と同じ高さに設定しているため確かに連続性はありますが、
ここから乗る人(乗り換え以外)はわざわざ2階に上らないといけませんし…。
でもぱっと見のインパクトはやはりこれが一番ありそうです。
しかし本当にどれも魅力的でおもしろかったですね。
こういう駅舎ができて広島がどんどん活性して行けばと思うと本当にワクワクします。
そして、プレゼンの後に非公開で行われた最終選考でデザイン事業者が決定したようです。
受付番号17番(シーラカンスアンドアソシエイト)
中国新聞
アスト新駅のデザイン決まる
17番か…。。
ダメとは思わなかったですが、飛びぬけて良かったというわけではなかったですね。
(※あくまで個人的に!)
PDFをご覧になってもわかると思いますが、
アーチ状で穴のあいたコンクリートで覆われた「円筒シェル」とそれを覆う「クラウド」。
『クラウドって具体的に何?』と疑問でしたが、落石防止などに使われる金網だそうですね。
公園とか学校によくあるやつです。
アレを強く張ってシェルの強度を高めるそうですが、見た目が安っぽくならないだろうか…。。
JRに近い側は半屋外の広場ということで、そちら側の天井の穴にはガラスなどは入らないそうです。
穴は端の方なので影響は無いと思いますが、
雨の日でも濡れずに乗り換えができるような構造には最低限してほしいです。
ともあれ14年の開業に向けて大きなステップであるデザインが決まりました。
これから本格的な設計が始まり来年度には着工ですね。
取り残された大きな交通結節点である白島新駅の開業が本当に待ち遠しいです。