地下案以外は物理的・技術的に困難というコメントをした広島電鉄ですが、
実はその数日前の年末になりますが現地へ行って改めて写真を撮ってきたので紹介しておきます。
まずは駅前大橋南詰の横断歩道の中心から
続いて橋の東側の歩道から広島駅方面
こうしてみるとこの駅前大橋自体が周辺より高くなったところにあるので、このまま駅の2階まで楽につなげられるんじゃないかと気になっていました。
高架で乗り入れる場合この地下広場の柱を補強するなり、新しい柱を打つ必要が出てきます。
これはだいぶ前に撮ったものですが、橋から南側。
広島市が試算した高架案の傾斜は4.5%(=45‰)
広島電鉄はこの45‰の勾配で「今の高架案では勾配がきつすぎ、古い路面電車は上がれない」という見解でした。
例のごとく広島市検討委員会のホームページ、第2回の資料4/6より。
地下案の勾配も同じ45‰なのは後述します。
ところが、コメントをしてくださった、めりみりさんのブログ広島駅と都市開発について考えてみます *Hiroshima-Terminal* の
「広電駅前大通線(2) – 「電車が高架を登れない」ことの検証」という記事を紹介いたします。
こちら→http://hiroshimaterminal.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
広電駅前大橋線の各案について詳しく考察されています。
こちらの記事によると平面案でも登る必要がある、駅前大橋の頂上までの勾配が29.3‰ であることが分りました。
さらにめりみりさんのブログでもコメントさせていただいたのですが、
駅前大橋の頂上から、ターミナルとなる広島駅前交差点の2階レベルまでの勾配は27.5‰ と一応なりました。
(自信ないです(笑)間違っていたらご指摘をお願いします)
ここから言えることは、めりみりさんの主張するとおり
高架案は電車が坂を登れないのなら、平面案でも電車は駅前大橋を超えられない
言いかえれば、平面案で電車が駅前大橋を超えられるなら、高架案でも問題ない(かも)
ということです。
そして、広島市が試算した45‰ という数字はどのように計算してそうなったのか。
それから市の試算では高架案と地下案で同じ45‰という勾配であるのに、何故地下案では問題ないのか。
しかもめりみりさんによると、実は高架案より地下案のほうが急な勾配になってしまうという結果も出ています。
(地下案は地下広場や川のさらに下を通す必要があり高低差が段違いなため)
ここまで書いておいてなんですが、
我々と広電と広島市の3者それぞれで異なる結果が出てしまっている状態で、分らないですね。。
まず具体的にどのくらいの勾配でどの車両が登れなくなるのかが分らないですからねえ・・・。
しかしこのうやむやになったまま勝手にあちらで決められて都市計画が進むのは少し納得いきません。
今年度中とされる決定の期限までに、広島市と広島電鉄の両方に電話してでも問い合わせてみるつもりです。
最後に見直して、今日はまとまらない文でスミマセン・・・。
自分の思いはやはり平面よりは地下、地下よりは高架でお願いしたい、ということです(笑)。