市長の高架方針も、決定は来年度へ

広島市の松井市長は昨日の来年度予算に関する記者会見の中で、広電駅前大橋線の広島駅乗り入れは
「広島電鉄とJRなど、関係者の間では、高架で進入する案を採用する方向だと聞いている。それでいけばおおむねまとまるのではないか」
と発言しました。
 
しかし乗り入れ方法も含めた南口広場の再整備の方針決定は、当初の2012年度内(3月末)からは遅れ来年度2013年度へずれ込むことも明らかになりました。
地元の意向がまだ確認できていないことが原因だそうです。
【NHK広島県のニュース】:松井市長 高架案が望ましい (以下転載)

広島市の松井市長は、記者会見で、広島電鉄の路面電車の路線見直しで焦点となっているJR広島駅への乗り入れ方式について、広島電鉄やJRなどが推し進める高架で、広島駅に進入させる案を採用するのが望ましいという認識を示しました。
広島電鉄の路面電車をめぐっては、JR広島駅と市内中心部との間の所要時間を短縮させるため、広島駅から駅前通りを南に向かい市内中心部につなぐ路線を整備できないかどうかが、広島市と広島電鉄、JRなどの間で検討が進められています。
この路線変更をめぐっては、路面電車をどのように広島駅に乗り入れるのかが焦点となっていて、現在、高架で進入させる案と、地下で進入させる案の2案が検討されています。
これについて、広島市の松井市長は記者会見で、「広島電鉄とJRなど、関係者の間では、高架で進入する案を採用する方向だと聞いている。それでいけばおおむねまとまるのではないか」と述べ、広島電鉄やJRなどが推し進める高架で、広島駅に進入させる案を採用するのが望ましいという認識を示しました。
そのうえで松井市長は、現行の路線のまま維持するのかどうか、地元住民とも協議したうえで、平成25年度中に方針を決めたいという考えを示しました。

【中国新聞】:駅前大橋線は「高架が有力」
 
 
市長も高架案が望ましいと考えていることに対しては一安心です。
広島電鉄、広島市、JRの3者の考えが一致したことで、高架案でほぼ決まりと言ってもいいでしょう。
 
方針決定時期が先延ばしされたのは残念ですね。
中国新聞の方には松井市長は「今の路線を変更することが前提ではない」と発言しているそうですが、
路線変更を前提に何百万(何千万?)も使って具体的な検討を1年間してきたのですから、もっと早い段階で住民の意見というものを聞いとくことはできなかったのでしょうか。
そもそも駅前大橋線に移設したあとも今の路線を残すなんてことは個人的にありえないです。
駅の構造がとんでもなく複雑になりますし、荒神橋は軌道敷のために車道がとても狭くなっており危険な状態です。
県警の指導から比治山線が稲荷町交差点を南下するよう変更したルートで検討しているので、その部分での説明は十分に行う必要はあると思いますが。
 
もう一つは広島駅から稲荷町までの区間に電停を設置する必要もないと思いますね。
というより高速化の観点からせめて稲荷町までは信号以外で停車しないで行ってほしいです。
徒歩でいける範囲ですしね。
 
 
 
広島市の2013年度予算案が発表されました。
今夜また更新します。


 

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