広島駅南口で行われてきたCブロック地区市街地再開発事業、(愛称:『EKI CITY HIROSHIMA(エキシティ広島)』)は2016年12月に竣工しました。
高さ167.97m、地上46階・地下1階の住宅棟「グランクロスタワー広島」と、
「エディオン蔦屋家電」などが出店予定の地上11階の商業棟で構成されます。
2月10日には一部の商業施設がプレオープンし賑わいを見せ始めています。
今回は、竣工後から工事が始まっていた、エキシティ広島方面に向かう地下道のリニューアルについて紹介します。
こちらは竣工のレポートです。
広島駅南口から。
駅前から地下に降りてすぐ左手、Cブロック「エキシティ広島」方面に向かう通路が今回リニューアルされた部分です。
1月中旬から2月いっぱいまで通路を閉鎖し、工事が行われました。
こちらがその通路の様子です。
暖色系の照明に木材を使った温かみのある通路に生まれ変わっています!
改修前の状況との比較。
薄暗いただの通路だった場所が生まれ変わりましたね。
とはいっても、改良されたのは天井のすべてと、壁・床の一部で、多くの部分が以前のまま使われています。
広電ののりばにつながる階段も、手はつけられていません。
広島市の南口広場再整備により、将来的に新しい駅ビルからCブロックなどとをつなぐペデストリアンデッキが計画されています。
あまりお金をかけすぎると二重投資になってしまうので、
Cブロック「エキシティ広島」への利用客のために最小限のリニューアルとなりました。
地下通路に戻り、エキシティ広島側の終端部です。
よく見ると天井は木目のルーバーになっており、間からはケーブルなどが見えています。
今後の主動線は2階デッキレベルへ移るので、これで必要十分だと思います。
木材を多様する内装は、行き先のエキシティ広島内にこの春オープンする「エディオン蔦屋家電」を意識したものなのでしょうか。
エキシティ広島側、地下通路の出口です。
天井の照明が綺麗です。
南口広場に面するエキシティ広島1階。「蔦屋家電」の看板が取り付けられています。
このCブロック再開発工事が始まった頃から徐々に増え始めた自転車が目立ちます。
多くはフタバ図書の利用者なのでしょうが、駐輪場を利用してもらいたいですね…。店舗がオープンする頃にはなくなっていてほしいです。
階段の隣には、完成した直後からエスカレーターの設置工事が行われています。
車両の出入り口がある北側道路の歩車分離を図ります。
4月頃には完成しそうですが、野球開催日はどこまで3万人の観戦客を2階へ誘導できるでしょうか。
来月には「蔦屋家電」、「ゼクシス」がオープンしますから、混雑による事故などが起きないことを願います。
さて、その「エディオン蔦屋家電」。エキシティ広島の核テナントですが、
開業日が4月14日(金)に決まりました。
【公式】:エディオン蔦屋家電
公式サイトを覗いてみると新たなことも分かってきました。
「エディオン蔦屋家電」内のテナントとして、
・靴磨き専門店「92(ナインティーツー)」
・日本酒を中心に取り扱う「酒商山田」
これらがオープンするそうです。酒商山田はリニューアルされた広島駅北口の新幹線名店街にも店を出していますね。
この他、コーヒーチェーン大手「スターバックス」、福山市の食品スーパー「フードグランニチエー」が、オープンすることもこれまでに明らかになっています。
ひと月後のオープン、プロ野球の開幕とともに楽しみです。