既報の通り、西広島駅南側一帯の広電会館や駐車場に、タワーマンションや各種施設を整備する再開発構想が明らかになりました。
地権者らの再開発準備組合が設立され2022年度の完成を目指しこれから計画が動き出します。
詳細はこちらで取り上げています。
この機会に西広島一帯を歩いてきました。前回は橋上化が予定されているJR西広島駅を特集しています。
今回は広電西広島駅の紹介です。
早速。西側(宮島口側)から駅の全体を写しました。
広電西広島駅は、2000年に、それまで市内線と宮島線が別々で不便だっただったホームを統合し
ドーム状の大屋根を設置する大規模な改良が行われました。
複数のホームを覆うガラス窓付きの大屋根は非常に特徴的で、地域と広電のシンボルの一つになっています。
ドイツ製のCombino(5000形グリーンムーバー)が乗り入れる光景は、さながらヨーロッパの拠点駅?
高い天井が非常に開放的で素晴らしい駅です。
構内図です。
横長にまっすぐな上屋に対して、本線が斜めに貫いているところもまた特徴的です。カッコイイ…
個人的には将来的に連接車の連結運転が行えるように、5連接対応の30mより長いホームを確保しておくべきではなかったかと。
宮島口に向かう3番ホームは50mほどはありそうですが、広島駅方面の2番ホームは30mピッタリでつくられています。
駅舎の端は、「広電会館」に隣接しそのまま往来できるようになっています。
私の中では、ここからエスカレーターで2階に上がりペデストリアンデッキを通じて西広島駅自由通路及びアストラム駅まで行けるようになれば理想的だと思っています。
広電会館1階の線路側は、元々市内線の終点「己斐電停」として乗り降りをしていた場所です。
現在は通過するだけです。右に折れて平和大通りを東進していきます。
簡単ですが広電西広島駅の紹介はここまでです。
せっかくこれほどの駅が整備されているのですから、JRやバスとの乗り継ぎの利便性向上を願いたいです。
おまけです。方向幕がLED化された3950形を発見しました!
数年前から5000形グリーンムーバーが次々とLEDに換装されていましたが、ついに3950形にもその波が押し寄せましたね。
従来の方向幕のメンテ費よりLEDの導入・維持コストの方が安くなっているようです。
この車両はしかも原爆ドーム前に完成したおりづるタワーのフルラッピング電車ではありませんか!
色々な人にあの特別な空間を体験してほしいです。