メール、コメントで教えていただきました。ありがとうございます。
新交通システム「アストラムライン」を運行する広島高速交通は、2019年度から新型車両を導入する事を発表しました!
三菱重工が受注し、第1期として2025年までに11編成(60両)が導入される予定です。
2期目の更新で、現在走行しているすべての車両を置き換えます。
【広島高速交通株式会社】:アストラムラインの新型車両の導入について
アストラムラインは開業から23年が経過し、車両の老朽化が進んできたことから、アストラムライン全24編成の更新を
2期に分けて実施することとし、この度、新型車両11編成(66両)の製造を三菱重工業株式会社に発注しました。
1期目の新型車両11編成は2019年度から2025年度の間で順次導入し、2期目で残る13編成の導入を予定しています。【新型車両について 】
(1) 開業から23年に亘って定着したアストラムラインのイメージやシンボルカラーを継承しつつ、新しさを感じさせるデザインとします。
(2) ベビーカーや車椅子のスペースを整備するなど、子育て・福祉に配慮するとともに、快適性や安全性の向上、省エネルギー化に配慮した車両とします。① 快適性の向上 : 新型車両シート・効率的な空調整備
② 安全性の向上 : 扉引き込みや戸挟みに対する安全性に配慮した乗降扉
③ 省エネルギー化: 軽量化やリサイクル性を考慮したアルミ車体の採用
【レスポンス】:広島アストラムラインに新型車両…三菱重工が受注
まとめましょう。
- 開業から23年に亘って定着してきたイメージカラー(山吹色)を継承
- ベビーカー・車椅子の専用のスペースを整備
- セミハイバックバケットシート「G-Fit」の採用
- 挟み込みに対する安全性に配慮した乗降扉
- アルミ合金のダブルスキン構体「Al-fine」、軽量化台車「T-smover」等の採用による省エネルギー化
- 1期目は2019年度から2025年度にかけて、66両(6両編成×11本)を納入
- 2期目で残る78両(13本)を導入し、全24編成すべてを更新
率直に、未来的なデザインが凄くカッコイイです!
第一印象で、東京のゆりかもめの新型と似ていると思いましたが、レスポンスの記事によるとやはり同じタイプの車両のようですね。
先頭車両は昨今のトレンドを取り入れ座席を廃した多目的スペース。
窓がアストラムのシンボルマークのように、丸い小窓になっています。
現在の車両は平成11年に追加投入された1000系・1編成を除き、
開業時から今に至るまで走行を続けています。
運行密度も高く老朽化が進んでいるのは言うまでもないですね。
数年前から今後の設備更新費を見据えた調整・検討が行われてきました。
2億2000万円の更新費を、30年間毎年計上する計画です。(全て車両更新費とは限りません)
導入されるのは24編成で、既存車両をすべて更新するとのこと。
広島市は2028年ごろを目指し、終点の広域公園前から西広島駅を結ぶ「西風新都線」に着手します。
営業距離が伸びるため、朝ラッシュ時の2分30秒間隔という超過密運転を維持するには
延伸開業時に追加で車両を投入する可能性もありそうですね。
新交通システムは、他の交通機関と互換性が無く(乗り入れできない)、建設費も維持費も比較的高額です。
西風新都線には反対の立場ですが、これはコロッと掌を返してしまいそうなほどカッコイイから困ります(笑)
安佐南区と都心を結ぶ重要な交通機関であることに間違いはないですから、素直に楽しみにしたいです。