南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が始まりました。
2019年度末の完了を目指し、
・天井や柱などをリニューアルし在来線部分とデザインを統一
・新幹線改札内の全館空調化
・待合室を3箇所に分け席数を1.5倍に増加
これらを実施することで、のぞみ停車駅にふさわしいグレード確立を図ります。
【JR西日本】:広島駅新幹線柵内コンコースのリニューアルについて(PDF形式311キロバイト)
前回の状況です。
自由通路から新幹線改札を経て、コンコースに入りました。
コンコース内の奥側(西側)では、昨年11月から足場が設置され、天井や空調設備などの工事が行われています。
現場よりは一歩手前の改札側に、在来線との乗り換え改札が設けられていますが、
その真横に1月19日(金)、新しい待合室がオープンしました。
リニューアルにより 3箇所に分散される内のひとつが先陣を切って供用開始です!
平面図下側に書かれている「待合スペース」です。
改札付近から。
「みどりの窓口」や「新幹線のりば」の案内と同じように、LEDバックライトによって明るく輝くサインです。よく目立ちます。
新しい部分と、コンコースの既存部分の違いがはっきりと表れています。
入口付近を正面から。
全面ガラス張りで非常に開放的です。自動ドアの透かしには「もみじ」の葉が描かれており、広島らしさも演出します。
驚いたのは、待合室内にも店舗がオープンしていたことです。左側は新しいお店ですが、右側には隣の「おみやげ街道」の店内奥にあった「カフェ・エスタシオン」の入口がコンニチハしているではありませんか!
これまであそこに行くには「おみやげ街道」の店内を通り抜けなければならない不便な構造でしたが、格段に利用しやすくなりましたね。
テイクアウトカウンターが設けられていたのも納得です。
左側はこれまで無かった全く新しいお店です。コーヒーなどの飲み物と、サンドイッチをメインに販売していました。
「おみやげ街道」の前から。
店舗内奥に「cafe ESTACION」の看板が確認できると思います。
待合室内の壁には広島でつくられた工芸品「赤貝箔」が敷き詰められています。
(参考:株式会社 歴清社)
無機質な空間に非常に良いアクセントになっていました。
待合室内から少しだけ。
「おみやげ街道」を進んだ「カフェ・エスタシオン」の入り口付近から眺めています。いや~ここが繋がるとは。
しっかり空調も効いています。
改札レーンのある窓側には、各方面の新幹線の発車標と、JR西日本の広報、そして右側のTV合わせて4枚の液晶モニターが設置されています。
画面とイスの配置が、どことなく宇宙船。
窓ガラスの外側にあたる、在来線改札内から撮影しました。
ひとまずこの付近から見える物はほとんど完成しましたね。
ちなみに、この新しい待合室の完成により、既存のドトール前の待合室に変化があるかと思いましたが、
まだ変化はありませんでした。
広島駅新幹線コンコース全体のリニューアルは、2019年度末の完了予定です。