広島駅~マツダスタジアム間デッキ整備 2019.12(Vol.5) 階段の復旧工事が始まる

広島市は、カープの本拠地「マツダスタジアム」とJR広島駅との間の歩行環境を改善するため、
2009年の開業当時から歩行者デッキ(ペデストリアンデッキ)の検討を行ってきました。
当初はJRの敷地を一部使用して完全にスタジアムまで繋ぐ構想でしたが、並行する市道(通称カープロード)に多くの店舗が開業している背景を踏まえ、再検討されています。

2016年10月時点で報じられていた情報は以下の通りです。

  • :Cブロック再開発施設内デッキ(2016年内完成)
  • :Cブロック~愛宕踏切渡線橋間連絡橋(2017年度着工→遅れ→2019年4月完成)
  • :愛宕踏切渡線橋(既設)
  • :愛宕踏切並行部高架橋(2018年度着工→遅れ中)
  • 灰:愛宕踏切東側~スタジアム(未定・縮小検討)

 

工程は遅れていますが、現在は青で示すCブロック「エキシティ広島」から愛宕踏切渡線橋までの区間の整備に伴い一旦撤去された、地上への階段を再整備する工事が行われています。

前回の状況です。

広島市はカープの本拠地「マツダスタジアム」とJR広島駅との間の歩行環境を改善するため、 2009年の開業当時から歩行者デッキ(ペデストリアンデッキ)の検討が行われてきました。

 

Cブロック「エキシティ広島」のデッキから。

手すりの色が違う部分が広島市施工部分で、2019年4月に愛宕踏切の跨線橋まで開通しました。

 

このデッキの接続に伴い、工事の支障となった踏切横の階段が一時的に撤去されました。
このたび、その階段を復旧する工事が始まったようです。

 

工事前の状況が分かる記事。

カープの本拠地「マツダスタジアム」は、2009年の開業当時から JR広島駅とを結ぶ歩行者デッキ(ペデストリアンデッキ)の建設が検討されてきました。 ペデストリアンデッキは広

元々斜路付き階段があったスペースにエキシティまでのデッキを通しているため、配置が若干変わります。
なお、跨線橋は自転車利用者にも開放されているため、斜路付きになっています。

 

現在の接続デッキから見下ろす、新しい階段部分です。

 

 

階段の踊り場部分の一部は以前の構造を活用するため、このように現場に残されています。

 

 

接続デッキから、跨線橋・マツダスタジアム方面。

 

踏切の車道をマツダスタジアム方面に向けてパスするためのデッキが取りつく予定の場所です。
以前と変わりはありませんね。

 

下の車道側からも見てみました。

 

下の画像の左側が、デッキへの階段が設けられる場所。現在階段がないため、Cブロック側かエレベーターでのみ跨線橋に上ることができます。

 

当初の予定では、右奥のマツダスタジアム方面に向けて歩行者デッキが伸びるはずでしたが、
今回掲示された看板によると、道路を越えてすぐに階段で地上に降りるようになるようですね。

 

スタジアムまで完全にデッキで接続する構想は、2009年の開業より前のもの。
実際にできてみると交通規制で何とか対応できることが分かったので、
この縮小自体にはそこまで異論はありません。

しかし、方針決定と実際の整備にあまりに時間がかかっていることについては残念です。

 

今回の斜路付き階段の整備は2020年3月10日までの予定

そこから先の車道上空部分と階段は当然来年度以降の整備となるはずで、
開通するのはどんなに早くても2020年度末あたりでしょうか。

 

2025年春には、建て替えられる新しい広島駅ビルが開業して、エキシティと直接デッキで結ばれることになります。
現状は広島駅と繋がっていないためあまり利用されていません。

踏切上空部分はこれに合わせるという可能性ももしかするとあるかもしれませんね。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、15日共同で会見を開き、 検討を進めてきたJR広島駅南口広場再整備事業に関し、建て替えられる新しい広島駅ビルの概要とイメージパースを公開しま

デッキから、広島駅越しに建設中の「JR西日本広島支社」の新ビルが見えました。

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