JR西日本は広島駅南口広場に面したビジネスホテル「ヴィアイン広島」が、
路面電車の高架乗り入れを含む広島駅南口広場再整備により駅ビルと一体的に建て替えられることに伴い、
代替となる「ヴィアイン広島新幹線口(仮称)」を整備する計画を進めています。
客室数は250室と現在のホテルと同規模(256室)で、2020年春の開業を目指します。
【JR西日本】:「ヴィアイン広島新幹線口(仮称)」開発(2020年春 ホテル開業予定)
前回の状況です。
広島駅北口から、西側デッキを渡り広島テレビ本社ビル前まで移動します。
イメージ図とほぼ同じ角度です。
タイトルの通り、外観が見えるようになりました!
かなりシンプルな直方体です。外装の色もイメージ図よりシンプルになっていますね。
広島テレビ本社ビルと複合ビル「グラノード広島」に挟まれた公開空地イベントスペース「エキキターレ」からは真正面に当たるので、この存在感です。
少し前まで草むらだった場所とは思えないほどビルが増えました。
昨年オープンした公開空地「エキキターレ」では、オープン以降そこそこ頻繁にイベントが行われています。
広テレ1階のロビーと一体となったイベントが開催できるのは便利ですね。
大きなイベントがたまに開かれるより、こうした中小規模のイベントが頻繁に開かれる方が、地域の賑わいを定着させるためにもいいですね。
駅西高架橋北詰交差点付近から。
本当にビルが増えた!
新しい「ヴィアイン」が立つ場所はこれまで中国ジェイアールバスの2階建ての社屋でしたから、雰囲気も大きく変わりました。
ただ、見ていただいてわかるように、広い敷地の割にはそこまで建物の奥行きがありません。
裏の新幹線高架橋側は駐車場として維持するようですね。
それでもほぼ空き地だった角地に建物が建ったので、一気に街ナカらしくなりました。
背後に見える南口の超高層ビル。
「ヴィアイン広島新幹線口」の看板も取り付けられています。夜は光そうです。
低層部分。
こうしてみると、南口の現在の「ヴィアイン広島」と外観は大きく変わりますね。
改めて、二葉の里地区の「グラノード広島」、「広島テレビ本社ビル」と合わせて。
南側もまもなく足場が外れそうです。
なんだかんだで、北口はホテルとオフィスが主体の「都市」らしい駅前になっています。
さて、新幹線高架橋の下を通り抜け、在来線に挟まれた部分から見る広島駅方面です。
何度見ても、南口のツインタワーの巨大さには眼を見張るものがあります。
南口広場の脇に立つ、現在の「ヴィアイン広島」。駅ビルの建て替えに伴い解体され、新しい駅ビルに取り込まれます。
新駅ビルには、地上20階建てのJR西日本系ミドルハイブランド「ヴィスキオホテル」が進出する事になっており、
広島駅周辺に「グランヴィア」、「ヴィスキオ」、「ヴィアイン」と、
松竹梅それぞれのホテルが揃います。
上の写真の右側に見えている「広島東郵便局」は、高さ約100mのオフィスビルに建て替えられます。
また、駅ビルの建て替えと合わせて、来店者用の駐車場が現在空き地になっている目の前の敷地に建てられることになっています。
最後に、ちょっとした変化を。
広島テレビ本社ビル横のJR西日本広島支社の建物の一部が、このように足場で覆われ始めていました。
ここは区画整理された「二葉の里5街区」の中でもJRが所有する敷地。
支社長から、機能移転後の再開発が明言されているエリアです。
新しい支社ビルはまだ完成してもいないので、解体が始まったわけではないと思われますが
今後の動きに注目したいですね。
南口の駅ビル建て替えに伴い閉館する「ヴィアイン広島」の移転先、「ヴィアイン広島新幹線口(仮称)」は2020年春の開業予定です。