世界遺産の島「宮島」に渡るための玄関となる広島県廿日市市(本州側)の宮島口では現在、
手狭になった旅客ターミナル一帯を再整備する「厳島港宮島口地区港湾整備事業」が行われています。
先日、新しいターミナルの外観があらわになってきたことをご紹介し、2020年2月29日に開業することも明らかになっておりましたが、
広島電鉄により、新ターミナルの名称、施設に入る店舗など、概要が明らかにされました。
名称はetto(エット)
「えっと」は広島弁で「たくさん」という意味を表します。
”宮島観光のプロローグとエピローグに相応しいたくさんの新たな魅力(モノ・コト・トキ)に出会える場所となるようにとの想いをネーミングに込めた”
としています。
【広島電鉄】:2020年4月2日開業 宮島口に観光商業施設「etto(エット)」が誕生します
ettoロゴ(上記プレスリリースより)
- 施設名:etto(エット)
- 敷地面積:約1,000平方メートル
- 延床面積:約1,600平方メートル
- 店舗面積:約840平方メートル
- 施設内容:【1F】食物販・土産雑貨 12店舗 【2F】飲食 4店舗 (総店舗数16店舗)
- 営業時間:【1F】9:00~19:00(予定) 【2F】11:00~20:00(予定)
- 開業日:2020年4月2日
- (新旅客ターミナルビル及び統合桟橋は2020年2月29日に供用開始)
2月末の新ターミナル・桟橋の供用開始に続き、4月2日には商業施設もオープンする事になりました。
新年度早々のオープンとなり、ゴールデンウィークには多くの観光客を新しい施設で迎えることができそうですね。
名称は「etto(エット)」。
広島弁をもじるのは、東京銀座のアンテナショップ「TAU(たう=届く)」と同様で、良いと思います。
広島駅のekie(エキエ)や、エキシティ、エールエールA館など、「エ」で始まる施設が多くなりました(汗)
テナントについては以下の通り。
【広島電鉄】:テナント情報一覧はこちらをご覧ください(PDF)
みやげ物はもちろん、瀬戸内の味を楽しめるテイクアウト店が目立ちますね。テナント一覧だけを見ると広島駅「エキエ」と見間違う様相です。
観光はあくまでも船で海を渡った島の中ですが、ここだけで時間を潰せそうです。
本来は島の中でお金と時間は使ってほしいですが、そこは世界的に知られ年間400万人以上が訪れる観光地ですから、観光の始まり前の腹ごしらえ、観光終わりの休憩など需要は十分にあるのでしょう。
世界遺産観光だけでなく、弥山登山やシーカヤックを始めとするマリンスポーツもあり
宮島の楽しみ方の幅も広いです。
今春、このターミナルビルの開業は一つの大きな節目ですが、
来年度以降は広電宮島口駅の移設という新たなフェーズに移行していきます。
(平成31年1月更新 パンフレット(厳島港港湾整備事業 宮島口地区) (PDFファイル)(29.05MB))
今後の変化が非常に楽しみな宮島口一帯です。
オープンする新ターミナルビルは、
2020年2月29日に供用開始、
ビル内の観光商業施設「etto」は4月2日にオープンする予定です。