広島市は、広島駅近くの猿猴川と京橋川に架かる「駅西高架橋」と「上柳橋」をそれぞれ拡幅する工事に着手しました。
・駅西高架橋:猿猴川にかかる区間を拡幅し、現在の左折専用レーンを延伸
・上柳橋:5車線から6車線に拡幅し、駅西高架橋に向かう左折専用レーンを新設
これらを行い、従来より交通量の多い城南通りの改良を行うことで、広島高速5号線の開通による交通量の増加に備えます。
2022年度に開通する広島高速5号線に合わせて整備される予定です。
前回の状況です。
事業の概要
- 広島高速5号線の開通後に交通の混雑が見込まれるとして、広島市が紙屋町・八丁堀地区から高速出入口に至る2つの橋梁の拡幅を行う事業
- 城南通りの京橋川に架かる「上柳橋」は幅24m→幅30mに。
- 現状の上下5車線から駅西高架橋(高速出入口方面)に入る左折専用レーンを新設し6車線に。
- 両側の歩道も従来の幅3m→幅4.5mに。
- 猿猴川に架かる「駅西高架橋」は、高速5号から紙屋町・八丁堀地区に向かう車をさばくため、南詰交差点から90mを拡幅。
- 現状の上下5車線から広島駅南口方面に至る従来の左折専用レーンを大幅に延伸し6車線に。左折車両と直進車両を分離し滞留混雑の緩和を図る。
- いずれも2020年度末の完了を目指す。
上流側歩道も供用開始した上柳橋
駅西高架橋南詰交差点から、八丁堀方向を。
向かって左の下流側の拡幅が先に行われ、その後右側上流側の拡幅も完了しました!
八丁堀方面の車線が1車線分規制されており、ここだけはまだ規制中となっています。
現地の看板によると、信号機の移設工事が9月末まで行われるようです。
それが完了すれば、6車線として供用開始となると思われます。
新たに完成した上流側。
歩道も非常に広くて自転車などとすれ違うのにも全く苦になりません。
1枚目の画像の先、一番左側のレーンが広島高速5号線方面のへ左折レーンとして運用される予定です。
拡幅完了し左折レーンが延伸された駅西高架橋
駅西高架橋南詰交差点から、広島駅北口・高速5号線出入口方面を。
この先の駅西高架橋の右手に隣接して、JP日本郵政のオフィスビルが建設されています。
完成すれば大型ビルをかすめるようにエキキタに抜けていく構図になりますね。
さて、本題の駅西高架橋の左折レーンです。
晴れて拡幅工事は完了し、このように左折レーンが延伸されました!
30m程度でしょうか。これだけの長さがあれば直進車両との干渉も減り、混雑緩和に繋がるはずです。
橋桁の外観を。
桁の目隠しは、既存のものと同じイメージのものが設置されました。
上柳橋の方は信号移設工事のため未供用ですが、どちらも橋桁本体の工事は完了しました。
10月頃には上柳橋も完全供用になるのではないかと思います。
広島駅直結の広島高速5号線開通の下地が整います。