JR広島駅南口再整備・駅ビル建替工事 2021.11(Vol.36)

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。

また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。

前回の状況です。

https://ab-hiroshima.com/202110hiroshimaeki2

 

 

事業概要

駅ビル建て替えの概要はこちらから御覧ください。

凄すぎる!新広島駅ビルのデザインが発表!巨大吹き抜けや多層に繋がる屋上広場など

 

基礎のコンクリート打設など進む

東側、EKI CITY HIROSHIMA側から。

 

EKI CITY HIROSHIMAと対面する、JP(日本郵政)のオフィスビルが非常に目立ちます。
新駅ビルと一体になった「ホテルヴィスキオ広島」は、JPビルとほぼ同じ高さになります。
JPビルの右側を隠すように、手前に姿を現します。

 

日本郵政 広島駅南口計画(仮称) 建設状況 2021.11(Vol.28)

 

新駅ビルの敷地の東半分です。

掘り下げられた部分の底で型枠が組まれ、コンクリートの打設が行われています。

 

ビッグフロントひろしまから。

 

先程の箇所ですね。

 

自由通路の方向を眺めます。

地下広場への入口の横で、かなり太さのある基礎杭の鉄筋カゴが確認できます。

画像の中央奥では、在来線コンコースの待合スペースなどに使われる人工地盤の拡張の様子が確認できます。
既存のホームへの階段上屋は解体が進んでいますね。

 

在来線コンコースの延長にあたる場所を、1番のりばから。

ここでも基礎工事のための掘削が行われています。

 

こちらは地下広場に降りたところ。

 

地下広場はこのように、天井の構造むき出し、配管むき出しの状況になっています。

 

中央にあたりにあるエスカレーターも閉鎖されました。

ここには広電駅前大橋線の高架橋を支える橋脚が施工されます。
こうして見ると、駅前大橋線の工事も駅ビル本体と同様に進んでいる事が分かります。

 

 

広場の西側に移動しました。

 

バスのりばと地下通路を連絡する階段があった場所。
前回埋め戻されたのを確認しましたが、このように舗装され、跡形も無くなりました。

 

さらに西へ。

 

JPのオフィスビル建設現場のすぐ北側です。
久々に眺めてみましたが、ここも掘削され基礎工事が行われています。

この部分は駅ビル直結駐車場にアプローチするための自家用車用スロープが設けられます。

新広島駅ビルは線路上空のエキエと直結する構造に

 

上の画像の手前、駅西高架橋の橋脚近くにはこのようなものが。

地下の歩行者用通路の換気塔を移設しているようです。
車両導線の支障になるためでしょうか。

「エキニシ」に接するこのあたりの道路構造も大きく変わるのでしょうね。

 

最後に、自由通路付近を。

 

 

南口へ通じていた大階段の手前に足場が組まれ始めました。
この付近はまだできたばかりではありますが、新駅ビルの一部として取り込まれるため、構造が大きく変わります。

吹き抜けになっている上屋も最終的には撤去されるのではないかと思います。

広島駅南口再整備・駅ビル建替工事 2020.09(Vol.16) 閉鎖区画の『記録』と図面で見る『未来』

 

路面電車「駅前大橋線」のターミナルと一体となった新広島駅ビルは2025年春の開業予定です。

 

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