24日に暫定公開しましたが、完全版として25日に再公開しました。
広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。
また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。
前回の状況です。
駅ビル建て替えと南口の再整備に向けて、南口駅前広場のマイカーエリアが大きく閉鎖された様子をご紹介しました。
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閉鎖前の南口・駅ビル地下の「記録」
閉鎖の動きはもう一つ大きなものがあります。
南口地下改札と南北地下自由通路の閉鎖です。
以前からお伝えしているように、2020年9月26日(土)に閉鎖されることがすでにアナウンスされています。
閉鎖を前に、着工前の南口とそこから地下改札、地下自由通路を経て北口に至るまでの動画を作成しました。
将来への「記録」です。
駅のアナウンスの「駅ビル建て替え工事に伴い・・・・」という言葉を聞くと、
改めて建て替えへの現実感が沸き立つものです。
現地の状況も簡単にご紹介しておきます。
駅ビルを覆う解体用の防音パネルも、正面まで拡大しつつありました。
これまでの資料から想像する広島駅の「未来」
さて、ここからは未来の話です。
これまで広島駅の大改良の中で、広島市から様々な資料が公表されてきました。
古いものもあるため、おさらいです。
「広島新幹線名店街」出店計画書提出時平面図(現在のekie)(2011年 広島市)
「(仮称)広島駅ビル」出店計画書提出時平面図(2020年 広島市)
南口広場のレイアウト案の公表(2020年 広島市)
若干計画時期の違いはありますが、
これらを統合すれば新しい広島駅全体の平面図ができるのではないかと考えました。
ということでPhotoshopを使って角度も微調整しながら統合したものがこちらです。
橋上化前の跨線橋しかない時代(10年ほど前)を考えると、
北口駅舎の増床、線路上空、駅ビルの建て替えなどを経て、巨大化することが改めて分かります。
最終的に、エキキタの広島テレビやアクティブインターシティ広島から雨に濡れずフルフラットで南口の福屋広島駅前店やビックカメラ、エディオン蔦屋家電まで行くことができるようになるのは衝撃すら感じます。
というかこの図面の範囲の中で、この10年以内に完成した建物がいくつあることか。
広島駅の激変がお分かりいただけると思います。
ちなみに線路上空開発の範囲が合っていないのは、途中で計画が変更されたためです。
当初は線路上空店舗(現在のekie ザッカマルシェ)は、今より3割くらい大きい計画でした。
広島駅関連でさらに注目したいのがこちらです。
※GIFアニメーションが開きます。(866KB)
自由通路南口階段付近の変化(広島市公開資料を管理人が編集)
現在の自由通路から南口広場(1階)に降りるための階段付近です。
今年公開された南口のレイアウト案の図面で、このあたりの将来形が判明しました。
比べてみると、一部を残し大幅に変わることが分かります。
こういうことです!
やはりこのあたりは元々大幅に改築する予定だったようです!
広い階段は、エスカレーターを挟んで右側はすべて通路化されエレベーターも廃止・撤去。
左側の階段の幅は半分程度となり通路として活用。
エレベーターは左側の通路に新設。
新しい広島駅では、2階に広電の路面電車が乗り入れるほか、バスやタクシーを利用する場合でも2階のデッキから目的ののりばに降りていくような構造になるので、メイン導線は完全に2階に移ります。
駅ビル2階方面に大きく誘導する構造にこれから作り変えるわけですね。
通路化された駅ビル内を少し進むとこの光景が現れます。
広島駅ビル「ASSE」は今年度の解体工事を経て、2021年2月に着工予定、
路面電車の駅前大橋線は2020年11月に着工予定で、
新駅ビルと駅前大橋線は2025年春の開業予定です。
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今回の記事とは関係ありませんが、興味深い記事が出たので紹介します。
かねてから西条では噂されていた所に、イズミの商業施設ができるようです。
大型SCではなく、ホームセンター(ひょっとしたらカインズ?)や西条には少ない温泉施設となるようなので、昨今のオーバーストア気味な状態が悪化しなさそうで少し安心ですね。
リンク:https://this.kiji.is/681984438607414369
南口自由通路階段の将来形には、思わず目から鱗でした!!計画図を細部までよくご覧になられておりますね!!地下自由通路・南口地下改札口を利用できるのも今日までですし、ますます今後が楽しみになりました!!
先週のシルバーウィ―クから人出が多くなってきました
広島カープの入場者数が増えている事もその一因ですが
活気がある駅構内を久々に体感しました
鯉党さんのツイでも書いてありましたが開業間もない
ekieでも閉店する店もチラホラ・・
さらにJR西日本の業績悪化で3大プロジェクト(広島・大阪・三ノ宮)
の一角である三ノ宮の都市計画決定も延期になってしまいました
もしかすると、広島にも影響があるかもしれません
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013726725.shtml
>CCレモン氏
ここまで動いているプロジェクトを一過性の感染症で今更取り止めると仰るのでしょうか。
広島は本当にちょくちょく行ってますが、他の都市と比較しても人通りはそこまで減ってませんよ。よく比較される某大都市ですら目抜き通りの閉店が相次いでいる状況で、広島は相当健闘していると思いますが。
楽観的過ぎるのもどうかとは思いますが、あまりに悲観的過ぎると周りを悪い方向に引っ張る気がしてなりません。
せっかく遊びに行こうとしてもうちの街はダメだと言われるとよその客の訪問意欲は確実に削がれますよ。オイラも広島でここのネガティブなコメントを読むと悲しい気持ちになりますもん。
確かに、三ノ宮をもってしても事業延期となった衝撃は大きいですね。
すでに着工している広島は建物の変更までは考えにくいですが、中のテナント集めで何らかの影響がある可能性もゼロではないので、そのリリースが出ないことを祈りたいです。
お好み焼きの看板が写ってる写真がほんとに分かりやすくて想像しやすいです。そこの通路を通ったあとあの景色が広がると思ったらワクワクが止まりません!でもなんか通路が細いような細くないような。
複数の資料から、1枚にまとめていただき、
広島駅が、2階メインで、どのような流れができるかがよく分かります。
50年に1回の再開発と何度も言われてきましたが、100年に1回の経済危機になりました。
前回は、45年前の1975年に新幹線が開業して広島駅がリニューアルした時で、
この頃から、日本は、低成長時代に入り、新しい経済が始まったと考えられます。
今回は、
日本が、マイナス成長時代に入り、従来の経済体制は終焉したと考えられます。
再開発も一通り完成すれば、今後は、経済第一主義ではなく、生活が第一となるでしょう。
よくわかりませんが、コロナ関係ありますかね。
いま住みたい街一番に富山市が上がってました。
背景のアルプスと駅前の最新の路面電車が人気だそうです。
神戸市は、震災でようやく借金を返したみたいです。港も釜山などに奪われ大変みたいです。それでも、最新の路面電車を目指していた。神戸市のセンス、プライドを感じました。JR九州博多の新幹線の上の商業地の構想もあります。JR西日本も目指す所は、同じと思います。
神戸も商業地を新幹線の上や地下街に変更して理想を貫いて欲しい。
話は、変わりますが、広電の電車は、色々な電車をホームで見たいです。観光客は、写真を撮ると思います。パホーマンス電車も有っても良い。
よく間違いがありすいません。
富山市は、住んでいた人が住み続けたい街ナンバワンです。
あのアルプスは、心が洗わられるぐらい凄い。 神戸市の街並みも洗練されている。
だから、景色の見える路面電車なのです。それとコンパクトシティ。景色に自信がある
裏返し。広島市も外国人に川が多く色々な交通機関が活気あり人気があります。「バスと路面電車が責めてくるようだ」。広島は、関西以外では、唯一人口が多く、開発の可能性があり、ここを開発しないでどこを開発するのでしょうか。あの位置で新幹線の利用客が増えるとJR西日本も儲かるのではと思います。
博多は、リトル東京と周りが水不足で開発出来ないので、余計集中する。
三ノ宮は、在来線ですね。失礼しました。私鉄に対抗しなければいけない。