東急電鉄 南町田グランベリーパーク駅 2022.04 にぎわいがシームレスにつながる駅

2022年4月、東京に行ってきました。
日本の都市開発の先頭に立つ首都東京の視察取材です。
取材地選定は管理人の趣味ですが(笑)、見応えはあると思うのでお付き合いいただければと思います。

先日、マツダの首都圏におけるブランド発信拠点、関東マツダ板橋本店の紹介記事を更新しました。

マツダは全国の販売店で、今後のブランド戦略にふさわしい「新世代店舗」へのリニューアルを進めています。 東京都を中心に首都圏に販売店を持つ関東マツダでは、 同社の本社を兼ねた「板

 

今回は、大手私鉄、東急電鉄のとある駅をご紹介します。

 

 

その駅は商業施設と一体となる「南町田グランベリーパーク駅」

非常に長い名前。東京都町田市にある東急電鉄田園都市線の駅になります。
ご想像のとおり、商業施設が隣接します。
元は、「南町田」という名称でしたが、2019年に駅周辺の再開発プロジェクトにより誕生した大型複合商業施設「南町田グランベリーパーク」に合わせ、駅名も改称されました。

 

商業施設は、東急と町田市の共同による「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」の中核となる施設です。

【公式】:南町田グランベリーパーク

フロアガイド(上記公式サイトより)

 

日本で唯一のスヌーピーミュージアムを併設します。

 

 

滝も流れる!大屋根に囲まれた開放的なホーム

早速、電車を降りてすぐ、ホーム上の状況をご紹介します。

ここだけで既に非常に大きなインパクト!
コンコース、階段、ホーム全てを一つの巨大な屋根が多います。
こうした構造はJR東日本高輪ゲートウェイ駅にも見られるものですね。

JR東日本 高輪ゲートウェイ駅 2020.03 『和』をテーマにした新駅

 

冒頭に書いたとおり、商業施設「南町田グランベリーパーク」の開業に合わせて改良されたこの駅。
渋谷方面からの列車が到着する1番ホームは施設に隣接しており、他にどこにもない個性的な構造となっています。

 

商業施設に通じる大階段の横は、滝も流れる緑化空間に。
スヌーピーミュージアムが併設されることから、かわいいスヌーピーもここにいます。
訪れた人が記念に写真を撮るにはピッタリです。

 

橋上駅舎の中央改札とは別に、より近道となる「グランベリーパーク口」改札も設けられています。
そこへ至るのがこの大階段。

LEDも埋め込まれており、視覚的にも華やかです。

 

階段を登った改札付近から。

ちょうど電車が到着した直後。このように休日の日中ともなれば、ほとんどのお客がパークを目指して階段を登ってきます。

 

グランベリーパーク口改札。

 

 

パーク内はアウトレットを含む多くの店舗が、オープンモール形式で配置されており、
改札を出た目の前からこうしてお店の賑わいが広がっています。

 

2枚目は、パーク側から見た南町田グランベリーパーク駅。

 

 

連続した大屋根に覆われた中央改札・自由通路

続いて、先程は歩かなかった駅跨線橋と中央改札・自由通路へ。

 

跨線橋(改札内コンコース)や階段も上屋が無いのでどこまでも開放的。

 

中央改札です。

 

自由通路に移動しました。

 

ここまでが一つの大屋根で一体的に覆われています。

 

自由通路がつなぐ、グランベリーパーク側とは反対側の「北口」です。

こちらは主に住宅街が広がります。
バイパスが隣接しているため、コンパクトでシンプルな駅前となっていました。

 

 

あとがき

東急すげー!
鉄道施設としては至ってシンプルな相対式2面2線ホームが、これほどの空間に。
さすがは鉄道沿線の開発を長年続けてきただけありますね。

電車を降りたまま雨でも傘をさすことなく施設に行ける”シームレスさ”はもちろんですが、
電車を降りた瞬間からワクワクさせてくれる、気持ちの面でのシームレスさを持った駅は珍しいです。
来訪者の第一印象を決めるのが駅であり、プラットホームです。
今度の広島電鉄広島駅も期待したいところですね。

 

日本で唯一のスヌーピーミュージアムも併設する南町田グランベリーパーク。
首都圏にご旅行の際、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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