渋谷スクランブルスクエア 2022.04 都心の空に手が届く『SHIBUYA SKY』

2022年4月の東京旅行記です。
これまでに、主な目的だった関東マツダ様の板橋本店や、
大手私鉄の2駅をご紹介してきました。
下にリンクをまとめておきます。

どこか高いビルに登らないわけには帰れま10ということで、
渋谷の新しいランドマーク、「渋谷スクランブルスクエア」に設けられた展望施設、「SHIBUYA SKY」に行ってきました。
簡単に画像中心でご紹介します。

 

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渋谷エリア最高峰 スクランブルスクエアの概要

渋谷といえば東急、東急といえば渋谷ということで、
スクランブルスクエアについても東急電鉄(ほか、JR東日本、東京メトロと共同)で行われた開発です。

「渋谷スクランブルスクエア」は渋谷駅の直上を含む広い範囲の開発プロジェクトの名称です。
このうち、第Ⅰ期にあたる超高層ビルの東棟が2019年に開業しました。
第Ⅱ期にあたる中央棟、西棟については2027年度の完成・開業を予定しています。

(東急株式会社『渋谷再開発情報サイト』より)

 

以下、東棟のみの概要です。

 

名称 渋谷スクランブルスクエア(東棟)
高さ 〔最高高さ〕229.706m
階数 地上47階・地下7階
用途 物販店舗、飲食店舗、事務所、展望施設、駐車場
構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積 15,275.55平方メートル
建築面積 18,216.49平方メートル
延床面積 181,000平方メートル
着工 2014年6月
竣工 2019年8月
建築主 東急株式会社
東日本旅客鉄道株式会社
東京地下鉄株式会社
設計者
(主体のみ)
渋谷駅周辺整備計画共同企業体
・株式会社日建設計(全体統括・建築・基本設計・実施設計・変更設計・監理・オフィスB設計)
・株式会社東急設計コンサルタント(建築・設備・監理・土木)
・株式会社JR東日本建築設計(建築・監理)
・メトロ開発株式会社(建築・土木)
・隈研吾建築都市設計事務所(低層部デザインアーキテクト)
施工者
(主体のみ)
渋谷駅街区東棟新築工事共同企業体
・東急建設株式会社
・大成建設株式会社

Wikipediaより)

高さは渋谷エリアで最高となる約230m。
延床面積も含めとんでもない規模です。

 

通りを挟んで「渋谷ヒカリエ」と向かい合います。

東棟の外観は非常に変化に富んでいて、下半分は斜めに切り取られたようなルーバー状のファサードが組み合わされ、変則的な逆三角形の大型ビジョンが設けられているのが大きな特徴です。

 

こちらは2017年11月、建設中の渋谷スクランブルスクエアを写した画像です。

 

何気なくシャッターを切った写真ですが、撮っておいて良かったです。

 

 

東京随一の開放感 屋上展望施設「渋谷スカイ」へ

渋谷スクランブルスクエア東棟の最上階47階には、屋上展望施設が設けられています。
「SHIBUYA SKY」と名付けられた、渋谷で一番高いビルから街並みを見下ろすことができるということで、これを目当てに行ってみました。

 

展望スペースは完全にビルの最高部で、ヘリポートを兼ねた屋外に設置されています。
手荷物はカメラかポケットに入るものだけ。バッグなどは地上からのエレベーター到着階でロッカーに預ける必要があります。
そこから屋上へ上がっていきます。

 

このエスカレーターですでに大興奮。
200m以上の高さでビルの縁を上がっていく感覚は非日常感にあふれていますよね。
高所恐怖症の人は辛いかもしれません。階段かエレベーターで上がりましょう。

 

渋谷で一番高い場所に到着。

 

 

視界を遮るものが何もない!
高いビルだらけの東京だからこそ、ここは空が非常に近く感じます。
寝そべりたくなる気持ちがよくわかりますね。

 

帰りも同様にエスカレーターを降りていくことになります。

注:ここは高さ200m以上、47階建てのビルの屋上ですw

 

「空」の文字をかたどったモニュメント。

 

 

景色も少し見てみましょう。

南側に位置する「渋谷ストリーム」。Googleの日本法人が入ることでも知られています。

 

南東の品川方面。

 

東側、六本木・東京タワー方面。

 

超高層ビルに囲まれつつある東京タワー(333m)と、この距離からでもひと目でわかる東京スカイツリー(634m)。

東京タワーの左側に見える建設中のビルは、森ビルによる「虎ノ門・麻布台プロジェクト」のA街区。
高さは330mと日本で最も高いビル(地上64階)で、世界で通用する人や企業をターゲットにしたオフィス・住宅・商業施設・広場などを整備します。

プロジェクト全体の総事業費は5,800億円、総延床面積は約86万4,000平方メートルに上ります。

 

 

屋内でも過ごせる「スカイギャラリー」

屋上展望台を後にして、46階の「スカイギャラリー」へ。
屋内から景色とともにデジタルアート作品などが鑑賞できます。
軽飲食も楽しめます。

 

 

 

これだけのビルですから屋内の展望スペースも広く、ほぼ360°景色を眺めることができます。

以上、「SHIBUYA SKY」のレポートでした。
大人1人2,000円(Webチケットは1,800円)と安くない料金ですが、
渋谷という日本で最も先鋭的な街にあって、最初から最後まで非日常感を味わうことができるこの施設の満足度は非常に高かったですね。

 

【公式】:展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」

窓口で購入するより公式サイトで購入できるWebチケットの方がお得です。

・Webチケット
大人1,800円、幼児500円

・窓口チケット(当日券)
大人2,000円、幼児600円

 

最後に、渋谷で非常に興味深いもの。

「アーバンコア」と呼ばれる、人々の垂直移動の動線軸です。
複数箇所ありますが、基本的には地下鉄駅から再開発ビル内まで繋がっており、
各種交通機関の乗り継ぎを分かりやすくする目的の他、スムーズに施設内の商業施設等へ誘導することも狙い整備されました。

谷地形かつ様々な鉄道が重層的に乗り入れる渋谷で、非常に有効に機能していると感じます。

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