JR広島駅南口再整備 2023.04(Vol.59)<駅前大橋線編>

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。

また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。

 

<新駅ビル編>はこちら。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地

 

<駅前大橋線編>の前回の状況です。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地

 

 

事業の概要

【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等

駅前大橋線計画図(上記HPより)

 

駅前大橋線断面図(上記HPより)

 

【建設中】JR広島駅南口ビル新築他工事(広島駅南口広場の再整備)

 

路面電車の橋台が姿あらわす

広島駅から駅前通り方向を眺めます。

 

まっすぐ伸びる駅前通り。
駅前大橋の北詰あたりに、コンクリートの構造物が姿を現しているのが確認できます!
路面電車専用の橋台ですね。

 

目の前で見るために移動します。
ビッグフロントひろしま前から。

 

このAブロック(エールエールA館)とBブロック(ビッグフロントひろしま)に挟まれた区間は盛土構造、城南通りを超える区間が高架橋構造となります。

 

駅ビル側では、すでにこのように鉄骨の梁が大量に架設され、駅部となる人工地盤が形になってきています。

 

さて、先程の橋台の状況です。

 

 

 

以前まで仮囲いで覆われていました。
なお、この橋台については地下空間に干渉しない地下広場外側の構造物となります。
(城南通り側では、地下広場を貫通するように基礎工事が行われているところです)

こうして実物の構造物を目にすると、本堂に実現に向かっていると実感しますね。
ご覧の通り橋の路面から2~3mほどの高さがあります。
既存の駅前大橋の橋桁を架け替え、駅前大橋の区間だけであれだけ高さを上げていくことになります。(約40‰)

 

 

中央分離帯、標識柱などすべて撤去された駅前通り

立体交差するために高さを上げていく起点となる駅前大橋南詰交差点から。
紙屋町方面を望みます。

なんとスッキリした景観でしょう!
これまであった中央分離帯およびそこに建っていた門型の標識柱等々、全て撤去された光景が目の前に広がります。

 

参考までに、かつての様子がこちら。

(2023年1月撮影)

 

歩道側への信号機、標識柱・照明柱の移設がすべて完了しました。

 

 

ここに路面電車の軌道が敷かれていきます。

 

駅前通り上に移設される稲荷町(下り)電停付近。

 

 

 

 

比治山線方面の中央分離帯も撤去

稲荷町方面から南側、比治山線方面を望みます。

 

こちらにも植樹された中央分離帯があり照明柱なども設置されていましたが、
すべて撤去されています。

比治山線の新ルートとなるこの辺り。2枚目の画像の位置には、松川町電停(仮称)が新設されます。

 

ここから南西側に線路は伸び、比治山下電停の手前で既存の線路と合流します。

中央分離帯が元々無いこの区間には、まだ目立った動きは見られませんでした。

 

広島電鉄の路面電車「駅前大橋線」は、広島駅南口の新駅ビルとともに2025年春の開業予定です。

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