宝町JT(日本たばこ産業)跡地周辺 開発状況 2021.05 ヒルトン北に20階マンション建設へ

新型コロナウイルス再拡大により、広島県・岡山県にも緊急事態宣言が再度発令されました。
これを受け、当面の現地取材は原則避け、過去の未公開ストックを活用して、ブログ更新を続けていきます。

なお本記事は緊急事態宣言前に取材を行った内容になります。

 

広島市中区宝町の「日本たばこ産業広島支店」跡地に、60m級・20階クラスの建物の建設が集中して行われています。

地場マンション供給会社である株式会社スペースウィングの、19階建て賃貸マンション2棟が2018年3月に竣工、
OI.CAPITAL株式会社(福岡市)の、20階建て賃貸マンション2019年に竣工しました。

さらに、スペースウィングによる20階建て分譲マンション19階建てホテルの建設を進めています。

前回の状況です。

広島市中区宝町の「日本たばこ産業広島支店」跡地に、60m級・20階クラスの建物の建設が集中して行われています。 地場マンション供給会社である株式会社スペースウィングの、19階

 

ちょうど、駅前通りを挟んで「ヒルトン広島」とは真向かいに位置するのが、旧「JT(日本たばこ産業)跡地」です。

 

 

(2,3枚目は4月撮影)

敷地の端となる一番北側で建設中だった20階建て分譲マンションと19階建てホテルはほぼ完成した状態でした。(3枚目の画像では一番手前、路地に面した建物がホテル、その隣が分譲マンション。)

ホテルはやはり昨今の状況からか、オープンはまだ見送られており、内装の仕上げを行っていました。

 

広島県や地元財界などが出資する「瀬戸内ブランドコーポレーション」は、中区富士見町の県警東署跡地一帯で「ヒルトン広島」となるホテル建設を進めています。 ホテル誘致のため設立した特別

 

 

60m級が5棟、100m級が1棟と、すでに高層ビルの密度が高まっているこのエリアですが、
さらにもう1棟60m級が加わる事がわかりました!

 

 

JT跡地の宝町ではなく、ヒルトン広島を建てている富士見町で、駅前通りに沿って南側にヒルトンという立地です。

 

【(仮称)広島市中区富士見町計画】

高さ 60.00m
59.50m(軒の高さ)
階数 地上20階
用途 共同住宅・駐車場・駐輪場
住戸数 76戸
構造 鉄筋コンクリート造
敷地面積 818.27平方メートル
建築面積 540.88平方メートル
延床面積 8,044.77平方メートル
着工 2022年1月5日
完了予定 2024年2月29日
建築主 広島電鉄株式会社
三菱地所レジデンス株式会社
JR西日本プロパティーズ株式会社
設計者 株式会社U建築設計事務所
施工者 株式会社鴻池組

 

 

ヒルトンのレポートでも写っている自転車のカナガキの北側の狭い敷地になります。

 

ここにに60mのビルが建つの!?と疑いたくなるほど狭いです。数字を見ても建築面積540平方メートルはかなり小さい部類ですね。

 

目の前の交差点の向こうには「フジグラン広島」が位置します。

フジグラン広島に5月14日、ヤマダ電機「テックランドフジグラン広島店」がオープンしました。
都心に近いこの店舗への出店。背景には皆様ご想像の通りかもしれませんが、「LABI広島」が閉店を余儀なくされることがあると考えられます。

「LABI広島」の入る「八丁堀の天満屋広島八丁堀ビル」は老朽化が進んでおり耐震基準も満たしていないことから、建て替えが予定されています。
本来は昨年夏にも解体着手される予定でしたが、検討に時間を要しているとの理由から、2021年9月に延期されていました。

天満屋八丁堀ビルの解体が1年延期へ 跡地活用検討

この記事ではここまでに留めておきますが、都心一等地のビルの建て替え。詳細が明らかにされるのを待ちたいですね。

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