JR西日本は2020年11月に移転が完了した広島駅北口の旧広島支社ビルの解体工事を行っています。
一部を残し2021年度中に解体工事は完了する予定です。
解体した建物の跡地は、2022年度からJR西日本が賑わい創出のため暫定的に開発を行う事となっており、芝生広場や多目的コートなどが設けられることが明らかになりました。
多目的コートの運営はサンフレッチェ広島が行います。
広島支社の跡地活用についてはこれまでに、広島市と連携しオフィスや賑わいの拠点に再開発する方針が報じられており、
駅ビルに続く広島駅周辺エリアの大型開発の可能性を秘めた場所となっています。
前回の状況です。
【JR西日本】：旧広島支社の建屋撤去工事について
（上記資料より）
北口ペデストリアンデッキから。
前回10月の時点で、本館の地上部分はほぼ姿を消していた状態でした。
現在は地下の躯体の解体を行っているようです。
東側から。
2022年秋頃には暫定開発として、芝生広場や多目的コートがオープンし、市民に開かれた空間になります。
こちらは北側です。
3棟あった北館の解体は完了し、コインパーキングが拡大したようです。
JR西日本広島支社跡地は、2棟を残し2022年3月までに解体が終了。
2022年度には賑わい創出を目的とした「暫定的な開発」がJR西日本により行われる予定です。
先日の報道で、JR西日本は広島支社、岡山支社、米子支社の管理系の部署を統合し、
広島市に「中国統括本部」を設ける方針が報じられました。
コロナにより収益が大きく落ち込む中、将来的な人員削減に繋げる以降があるようです。
保線や鉄道の運行に関わる部分は残すとのこと。
【日本経済新聞】：JR西日本、支社の管理部門を統合へ 中国地方で
広島支社は2020年11月に新社屋に移転しました。
まさかこのような運命が直後に訪れることになろうとは…。
収益改善は喫緊の課題となっており、芸備線を含むローカル線の存廃についての議論も表沙汰になってきました。
路線だけでなく、この跡地開発のような不動産事業にも当然、何らかの形で影響は避けられないかもしれませんね。
JR西日本広島支社
