広島県庁舎敷地有効活用事業 2024.11(Vol.2)

広島県は、中区基町の県庁敷地内を民間企業に貸し付け、「新たな魅力拠点」とすることを目指す、「広島県庁舎敷地有効活用事業」を進めています。

プロポーザルの結果、事業者は近隣の基町クレドやひろしまスタジアムパークで実績のあるNTT都市開発を代表とする企業グループに決定し、2024年4月から工事を始めました。

既存の「県庁の森」と繋がる芝生広場と2棟の木造商業施設を新設しテイクアウトのフードやドリンクを提供するほか、
東側には平面駐車場も新設します。

2025年春の開業予定です。

 

前回の状況です。

広島県は、中区基町の県庁敷地内を民間企業に貸し付け、「新たな魅力拠点」とすることを目指す、「広島県庁舎敷地有効活用事業」を進めています。 プロポーザルの結果、事業者は近隣の基

 

 

計画の概要

【NTT都市開発】:広島県庁敷地で新たに商業施設および芝生広場の工事に着手

【広島県】:広島県庁舎敷地有効活用事業について

完成イメージ
(広島県『広島県庁舎敷地有効活用事業について』(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/13/kenchousya-rikatsuyou.html)より)

 

木材の温かみを感じる外観

鯉城通り上から。

 

 

県庁本庁の目の前に建設中の、木造平屋の商業施設。足場などが外れて外観が見えるようになりました!
木目のルーバーで覆われ、温かみのある外観です。

 

庁舎側から。

 

目の前の駐車場として使われていた敷地も今後芝生広場となる予定です。
奥には、同じくNTT都市開発が手掛ける「NTTクレド」。
NTT都市開発は背後の「広島八丁堀3・7地区市街地再開発事業」にも参画することが明らかになっており、
相生通りと並行する東西の軸を通し、憩いと人々の回遊を狙います。

 

鯉城通り上の紙屋町バス停とも隣接。

 

バス待ち時の施設・広場の活用も見込みます。

 

NTTクレド商業施設「パセーラ」から。

かつて、そごう新館だった建物は、既存の部分と合わせて”新生パセーラ”として、
2025年度以降に新たな商業施設をオープンさせる予定です。

 

旧そごう新館は体験型複合商業施設へ NTT都市開発

 

木造の商業施設。

背後には、広島の新たなランドマークとなる「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が施工中です。
まだまだ「カミハチ」は変われます。

広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める 「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が、2024年10月に着工しました。 2027年度から2029年度にかけ段階的

 

 

県庁の森および南館前の整備にも着手

基町エリアと八丁堀エリアを、県庁敷地を介して回遊性を向上させるため、
県庁の森から県庁南館前にかけて歩行者空間「もとはこみち(仮称)」を整備します。

(NTT都市開発『広島県庁敷地で新たに商業施設および芝生広場の工事に着手』(https://www.nttud.co.jp/news/detail/id/n26725.html)より)

 

10月末から改修工事が始まったようです。

 

 

 

完成すれば県庁の森と商業施設の行き来もできるようになる予定です。

 

現在はほとんど利用されている様子がないので、紙屋町と基町(県庁)が面で繋がっていることを意識できる程度に活用が進むと良いですね。

 

 

広島県庁舎敷地有効活用事業は、2025年春の開業予定です。

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