LRT都市サミット広島2009

昨日と今日と、国内外のLRT事業について各都市の市長が話し合う「LRTサミット」の
記念すべき第一回目が広島の国際会議場他で行われました。
 
私は二日目の今日のみ参加し国際会議場にてパネルディスカッションを見に行きました。
実はもう一ヵ月ほど前から参加を申し込んでいました。
 
 
内容はというと、前半は国土交通省の大臣お二人の都市とLRTの関係についての講義があり、
後半は今日参加した富山・豊橋・鹿児島・広島の市長がLRTの実績を紹介しました。
広島電鉄代表取締役社長 大田哲哉さんや広島出身の映画美術監督の部谷京子さん、
路面電車を考える館の山根政則お話もありました。
 
感想としては、国土交通省の方の話を聞いた後の各都市のLRTの状況を見ると非常に勉強になるものが多かったです。
国内初の”完全な”LRT事業である「富山ライトレール」はやはり成功例として多く取り上げられていたのが印象的です。
富山は今年の年末にも富山駅南側のライトレール環状化の運行が始まるそうです。
将来的には、現在北側にあるライトレール本線と新幹線の駅(高架)の下をくぐり接続させる計画もあるそうです。
さすが富山ですね。かなり本格的になってます。新案が次々と実現になっていると言った感じです。
広島市とは勢いがかなり違いますね。
 
豊橋市はつい1年前にLRV車両を導入したばかりです。
トヨタをはじめ自動車関連の企業が多い中、市民の熱意で路面電車を存続させLRVの導入にもこぎつけたそうです。
 
鹿児島市は従来の路面電車に加え3連接と5連接のLRVを運行させています。
車両の長さは広電より短いようですが。
鹿児島市電は全区間で電線の「センターポール」、一部区間に「芝生軌道」がかなり進んでいます。
芝生軌道はこれから拡張されていくようです。
どちらも景観に大きくかかわるものですね。(芝生軌道は温暖化防止も)
これがあるのと無いのでは街の印象が全く違います。
本当に綺麗です。
広島市にもない事はないですが、是非とも見習って中心部でも導入していただきたいです。
 
広島市の場合は良く知っているのであまり書きませんが、やはり強みである
グリーンムーバー(5000形)グリーンムーバーマックスが注目されました。
そのほかにも広告つきの電停やバリアフリー電停などどちらかと言うと”ハード面“での紹介が多かったです。
 
やはり全国の事例から広島市が学ぶことは多々ありましたね。
ソフト面では富山などに大きく遅れをとったとすら感じました。
はやく広島も駅前通り線や広島駅改良など取り組んでもらいたいものです。
 
この「LRTサミットは」2011年に今度は富山で開催される予定です。


 

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