2016年3月26日に実施されたダイヤ改正により、広島地区のJRでは土休日の日中における快速「シティライナー」が復活しました。
今回のシティライナーは全て新型車両の227系「レッドウィング」で運行され、岩国方面(Rライン)へは広島を出ると五日市までノンストップとし宮島口までの所要時間を短縮するなど、
同じ名称ですが過去のそれとは全く違う列車になっています。
せっかくですので、その快速シティライナーに乗って山陽線R(広島~岩国間)沿線で進む都市機能の整備を一気に取材してきました。
「シティライナーで巡る 山陽線沿線開発」シリーズ。
広島駅からスタートです。
岩国方面の快速列車はほとんどが2番のりばから発車していました。
貨物列車以外ほとんど利用されていなかったのりばが日の目を見ているようです。
ほぼ30分間隔で運行される快速の両数はほとんど5両か6両編成、車両の工面の都合もありそうですが、
昼の時間に8両の快速列車も運転されています。
数年前では考えられなかったことですね。
タイトルの通り今回は岩国駅橋上化工事の特集記事です。
広島駅を出発して40分ちょっとで、岩国駅に到着しました。
レッドウィングどんだけいるの(笑)
3両編成が4本連なって留置されています。もう少しで12両編成。
さすが広島シティネットワークの西の拠点です。山口県ですけどね。
岩国駅はちょうど1年前に初めて訪れました。
JR岩国駅 自由通路と橋上駅舎の建設工事が開始!
ちょうどこの頃から、岩国駅では南北自由通路を建設し駅機能をホーム上に移すことなどを盛り込んだ
橋上駅舎駅の建設工事が始まりました。
【岩国市】:岩国駅周辺整備事業について
2017年度の供用開始を目指し自由通路と橋上駅舎の建設が行われています。
駅舎の完成後は東西駅前広場の再整備や接続する道路の線形改良や地下道の改修なども行われる予定です。
1年経過しホーム上は現在このようになっています。
元々の跨線橋の北側(広島寄り)の大部分の上屋が撤去され、各ホームで基礎工事が行われていました。
1年ぶりの岩国駅だったこともあり、元々どんな雰囲気だったか思い出せないほどの変化です。
ちょうどこの頭上に自由通路や橋上駅舎が整備されます。
ホームの状況をもう少し。
米軍岩国基地・錦帯橋空港がある東口の方には巨大なクローラークレーンがいました。
「岩国フレンドシップデー」は今年もゴールデンウィークの5月5日に開催されます。
駅は工事中ながら、駅名標がラインカラー対応のものになっています。
ここの駅名標や電車内の路線図を見ても、非公式に岩国地区のラインカラーも導入が始まろうとしているようですね。
岩徳線は緑のようです。
改札の方に向かいます。
旧跨線橋は元々改札があった地上駅舎の方に降りる階段が既に解体され、工事中の間のみ使用する階段が反対方向に取り付けられました。
そもそも駅舎が完全に無くなっていますね。。
改札を出ました。まずは市街地が面する西口の様子から。
1枚目の画像と完成イメージ図はほぼ同じ角度のものです。
イメージ図が当初より鮮明になっていますね。
高い吹き抜けの天井と黒で引き締まった庇は、かなり高級感がありそうです。
旧駅ビルは先程も触れましたが完全に解体されていました。
現在は工事の作業ヤードになっているようです。
駅前広場の前を南北に走る国道は現在このようなあまり意味のないロータリーによって曲げられていますが、
自由通路が完成する2017年度以降、直線に改良されます。
速度抑制の目的もあったのでしょうが、まっすぐにした方が駅広の面積も広く取れて効率的ですよね。
東口に移動しました。
ここに至る地下道が薄暗くてメチャ怖かった…
東口駅舎も西口と同様のコンセプトで整備されます。
現在は本当に何も無い状態なので、イメージも大きく変わりそうです。
自由通路および橋上駅舎は2017年度の供用開始予定です。
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【Flickr】:2016/04 岩国駅橋上化工事