広島県に接する山口県岩国市では、「JR岩国駅」を橋上化し
長さ110m、幅6mの東西自由通路を整備する工事が行われています。
岩国市は今年11月26日(日)に、自由通路とJR橋上駅舎の供用開始を発表しました。
【岩国市】:岩国駅東西自由通路・橋上駅舎が供用開始となります
【レスポンス(Response.jp)】:JR西日本岩国駅が11月26日に橋上化…東西自由通路も供用開始
1年4ヶ月ぶりに現地に行ってみましたので、現在の状況をレポートします。
こちらは前回の状況です。
山陽線が発着するホーム上です。
土休日なので、快速「シティライナー」が運行しています。
駅に到着すると、ホームが暗い!
自由通路と橋上駅舎の躯体・外装は、ほとんど完成に近い状態になっていました。
以下は、山陽線の発着ホーム(3・4番のりば、6・7番のりば)の様子です。
北側(広島側)のホーム上から見る、橋上駅舎。
外観は落ち着きのある薄茶色です。
階段など。
駅舎が覆いかぶさらない既存のホーム屋根も、一部リニューアルされています。
1枚目の画像の反対側には、2枚目のように上り線用のエスカレーターを備えた階段が備えられています。
確か、同じ山口県内の徳山駅や新山口駅も上りだけのエスカレーターだったと記憶しています。
片側だけであることもあってか、広島駅のホーム上よりスペースが広く見えます。
階段の裏側にはエレベーターも設置されており、バリアフリーに対応します。
こうして見ると、本当に立派な橋上駅ですね。
自由通路の下にあたる部分では、このように待合室も設置されるようです。
現跨線橋の下から、先程の待合室等がある橋上駅舎部分を。
ちょうど現在の、仮駅舎の改札を入ってすぐ飛び込んでくる景色はこのような感じです。
階段を上り、跨線橋の上から見る橋上駅舎。
西口では後ほど紹介する駅ビル建設のため、岩徳線が発着する1番のりばはかなり狭くなっています。
東口方面。
ガラスが多用されており、明るさの心配はなさそうですね。
227系「レッドウィング」が停車する姿も様になります。
自由通路の終点、東口をホーム上から見た様子です。
西口に比べると小規模ですが、こちらにもガラスを多用した建物に階段が収まる形になります。
跨線橋から、まず東口に出てみました。
足場が残りますが、ガラスパネルや化粧板はほとんど取り付けられ、完成に近い状態になっています!
斜めの庇がいいアクセントになっています。この中なら雨に濡れる心配もありませんね。
続いて、地下道を通り西口へ移動しました。
国道を挟んで見る、駅舎全体です。
東口に比べて、幅が倍くらいあるのがお分かりいただけると思います。
ロータリーに面する1階には、岩国市が観光などをPRするスペースを設ける予定になっています。
現在の駅舎。この右手が工事のため運用されている仮改札です。
新駅舎が完成すれば、こちらも解体されることとなっています。
来年度以降の事業として、解体して広くなった西口駅前広場を再整備し、広くて利用しやすいスペースにすることが検討されています。
駅前の交差点。
大きな修景スペースにより上りと下り線が離れ、交差点が2つ存在しているこちらも、
来年度以降、道路を直線化し、交差点を統合する事業が進んでいきます。
岩国駅自由通路は、2017年11月26日(日)に開業する予定です。
今後の周辺整備計画についても注目していきたいです。