久々に広大跡地の様子を確認してきました。
先日更新した広島赤十字・原爆病院のレポと同じく、6月下旬撮影の画像です。更新が遅くなりました。。
まず広島大学本部跡地計画の概要を振り返ります。
私自身も未だに「広島ナレッジシェアパーク」という名称が聞きなれないのですが、
昨年12月、三菱地所レジデンスを代表とする8社のグループが広大跡地の開発事業者に選ばれ、この計画が明らかになりました。
高さ178m・地上53階建て分譲マンションや、学生向け、シニア向け住宅、カーディーラーなどが2018年までに完成する予定となっています。
更に詳しくはこちら。
広大跡地計画が正式公表。超高層住宅など2018年までに順次建設へ!
今年1月、企業グループは大学の移転後に所有していた国立大学・財務経営センターから土地を取得していました。
跡地西側の広電が面する「千田通り」から並木道を通って大学跡の中へ入っていきます。
(※現在は東千田公園として開放されています。)
右手(南側)は広島大学が所有する敷地となっており「知的人材育成センター(仮称)」が建設されます。
官民共同研究や留学生の日本語教育の場として使用される他、広島大学の医学部・歯学部・薬学部の教養課程もここで開かれることになります。
2016年4月の開館を予定しています。
先月、確か広島経済レポートに”建築計画を知らせる看板を掲示した”という記事がありました。
現地に行ったのはそれを知った後だったのですが、確認するのを忘れてきてしまいました。。
次回は必ず。掲示されているうちに確認してきます。
先ほどの入口から真っ直ぐ歩を進めます。
跡地の南東側を撮影しています。左端に見切れているのが旧理学部1号館です。
囲いがされ、大部分が立入禁止となりました。
周辺住民の利用者のために、南側の千田小学校の方へ抜けられる細い道のみ確保されています。
掲示されていたお知らせです。
連絡先からも、既に所有権が移っていることが分かります。
2枚目のお知らせにある「ダイセキ環境ソリューション」という会社は、主に土壌汚染処理などを手がける会社です。
【公式】:ダイセキ環境ソリューション
コメントにてのーてんきさんにも教えていただいていましたが、汚染土壌の改良が始まるようです。
広大跡地では鉛などの有害物質が基準値を越えて検出されているため、再開発には土壌改良が必要とされてきました。
腕を伸ばして柵の中を撮ってみると…。
土壌の改良に使用すると思われる巨大な施設が搬入されています。
敷地南側、千田小学校方面に少し進んで振り返ってみました。
完成時はちょうど立っている辺りが、地上53階のマンションの建設地になります。
今回は時間の都合で確認することができませんでしたが、旧理学部1号館の東側では重機が入って地面を掘り返す作業が行われていました。
本体の着工はもう少し先になるかと思われますが、企業グループに売却され着実に動き出していることを感じました。
未完全なレポになってしまったので、また近いうちに様子を見てこようと思います。
ここからはおまけです。
国道2号線の南側の歩道から、広島市役所やドコモ広島大手町ビルなどを撮影してみました。
鯉城通りを中心として袋町や大手町、国泰寺は、広島屈指のビジネス街です。
一方こちらは赤十字病院の裏(西側)、「南大橋東詰交差点」付近からその鯉城通りを撮ってみました。
奥にドコモのビルが見えていますが、広電の線路が折れる鷹野橋付近からは一気にマンションが立ち並ぶ光景に変わります。
ここから180°反対の羽衣町や吉島地区もマンションが多いですね。