広大跡地の実施計画決定!分譲マンション54階建てに。

広島市と広島大学は、中区東千田の広島大学本部跡地の再開発に関して、
土地を取得した三菱地所レジデンスを代表とする企業グループの計画を承認し、事業の詳細な実施計画が決定しました。
(コメントでKさんにも教えていただいておりました。ありがとうございます。)

【広島市】:広島大学本部跡地の「知の拠点を支えるゾーン」における事業実施計画の承認
【三菱地所レジデンス】:「広島ナレッジシェアパーク」事業実施計画決定 ~知を育み、定着させ、持続させるまちづくり~(PDF, 約900KB)

201407hirodai-image.jpg
完成イメージ(上記広島市ホームページ内資料より、企業グループ作製)

 

最初にこの計画が公に出たのはもう半年経ちましたが(早いですね…)、いよいよ事業計画が承認され具体的な計画が動き出すこととなりました。
広大跡地計画が正式公表。超高層住宅など2018年までに順次建設へ!

その時の計画から少し変更になった箇所があるようです。
まずは分譲マンションの高さ
当初は高さ178m、地上53階建てで665戸を販売する計画でしたが、
今回提出された実施計画では高さ183m、地上54階建てに変更されました。
広島駅南口Bブロック(52階)の階数を抜き、「中四国・九州最高階数」になると謳われていますね。
ただ住宅部分はそのままで機械室を最上階に上乗せしたとのことなので販売戸数は変わりません。
実際には53階部分というのは塔屋またはPH階の扱いになるかもしれません。
それでも「中四国・九州最高階数」という称号は変わらないはずですけどね。

イメージも新しいものに更新されました。
上から下まで白と茶色がベースだった以前のものに比べて落ち着いた感じになりましたね。
なお低層部は旧理学部1号館のイメージを踏襲して茶色が採用されるようです。
100mあるトータテのガーデン・ガーデンノースタワーが低く感じます(笑)

そして分譲マンションの北側に「ナレッジシェアプラザ」として計画されていた多目的ホールとその屋上部分のオープンステージは、
騒音問題を考慮して廃止され用途に応じた個別の建物が設けられるようです。
資料を見ると音楽室やキッチンスタジオ、多目的室などが散りばめられるように配置されています。

このほかの変更点としては、テナントとして参画予定だった医療法人翠清会が自ら土地を取得して病院を整備・運営する事になったため、企業グループ(構成者)に加わったとのこと。

各施設は2015年の前半までに工事を始め、
2016年4月:ナレッジシェアファーム(学生向け住宅、学生支援、人材育成施設)開業
2016年5月:ナレッジシェアコミュニティ(住宅型有料老人ホーム)、カーライフパーク(広島トヨペット)開業
2016年6月:病院(医療法人翠清会)開業
2016年9月:スポーツクラブ(ルネサンス)開業
2018年10月:ナレッジシェアプラザ(多目的交流施設)開業、分譲マンション完成・引き渡し

というスケジュールになるそうです。

今後の整備を追いかけていきたいです。

最後に、今月初めに訪れて以降、通りかかった時にスマホで撮影した画像を簡単に紹介しておきます。

201407hirodai2-1.jpg

敷地東側の病院やカーディーラーができる辺りです。
奥には旧理学部1号館、さらにその背景にはトータテのガーデン・ガーデンがそびえます。

敷地内南側の仮通路から分譲マンション等が建つ予定の東側を撮影。

201407hirodai2-2.jpg

大きなプラントが稼働を始めていました。汚染土壌の改良が行われています。
資料の工程表によると土壌改良は今年いっぱいまで行われるようです。

ページ作成しました。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島大学本部跡地『知の拠点』再生プロジェクト

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