2014年、真夏の白島新駅建設工事の様子です。
白島新駅(仮称)はJR山陽本線の広島~横川間、広島高速交通(アストラムライン)の白島~城北間にそれぞれ建設される新駅です。
両者の乗換駅として2015年春の開業を予定しています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:白島新駅(仮称)建設工事
今月は月初めに一度訪れています。
白島新駅建設工事 2014.07(Vol.13) 機械室、ホームの様子など
毎回撮影している長寿園南館口交差点から全体の様子です。
今回はこの中央分離帯部分に大きな変化がありました。
ついに、地上1階と地下1階に設けられるアストラムライン新駅部分の屋根が姿を現してきました!
JRとアストラムを乗り継ぐ際に中央分離帯へ連絡通路が整備されますが、この屋根から先はアストラムラインの新駅施設となります。
外観は長寿園南館口交差点付近まで続く半円筒のシェルのような構造になります。
新駅完成予想図(出典:広島市/白島新駅設置の取組状況)
先行して設置された国道54号線の横断歩道橋の真下から。
左の方から階段とエスカレーターで中央分離帯に一度降り、そのまま真っすぐアストラムの半地下駅(改札:1F、ホーム:BF1)に向かいます。一応雨には濡れずに連絡が出来る予定です。
今度は国道の東側(下り方向)から新駅部分を見てみます。
こちら側では完成予想図通り、”シェル”に丸い穴が空いているのが確認できます。
現在組み上がったもの自体は非常に薄い鉄板のような素材ですが、高くなっている穴の淵の厚みでコンクリートが打設されるものと思われます。
---------------—-■訂正(2014年9月2日)---------------—-
この半円の筒は「鋼製シェル」と呼ばれるものであり、コンクリートは使用されませんでした。
-----------------------------------------------------------------
別の角度で。
やはりパース通り、地面に近いところでアールが付いているのが分かります。
天井はかなり高く感じそうですね。
もともと個人的にあまり好かないデザインだったり(笑)、紆余曲折あり規模の縮小等を経ましたが
実際目にしてみると開放的でなかなか良さそうです。
アストラムラインの新駅を先に紹介しておきます。
前回初めて地上部に現れたのを確認した、新駅の機械室です。
RCで高さ5m程の大きさの建物です。新駅の施設の中では最も南側に位置します。
中央分離帯から地下のアストラムのホームを覗いてみます。
撮影場所の真下から伸びる平らな部分が、軌道が入っているボックスです。
ホームドアでしょうか?一定の間隔でコンクリートの型枠が確認できます。
右下の空間が新駅のホームになりますが、こちらでもいよいよ目に見える変化がありそうですね。
さて、JRの新駅です。
まずは横川駅に近い方の西側の様子を。
ホーム自体はすでに8両分できているようでした。ホーム屋根を設置する鉄骨の設置箇所がかなり広がりましたね。
カーブミラーを少しアートっぽく…。
可部線の広島行きが通過中です。
続いて広島駅に近い東側です。
線路北側の、上り広島方面の駅舎(北口)ができる辺りです。
駅舎の工事はまだですがホームははっきりと形がわかるようになっています。
歩道の突き当りに南口への連絡通路が見えています。
西側の宮島口方面からアストラムに乗り換える場合は、必ずこの通路を通ることになります。
広島駅と同レベルにとは言いませんが、多少は美装化していただきたいものですね。
連絡通路はひとまず通らずに、北口を東に少し移動します。
右奥の突き当りが先ほどの連絡通路です。
道路の上空までホームがせり出していますが、ここが広島方面のホームの先端になります。
住宅と隣接するため、この先も数十メートル目隠しが設けられますがまだ設置はされていませんでした。
ここから左へガード下を抜け、南口へ移動します。
横川方面を望みます。
新幹線の高架下の盛土は駅事務所や駐輪場となります。
鉄筋が一列にたくさん並んでいます。
こちらも形になってくるのは遠くなさそうですね。
今回は以上です。2015年春の開業を目指し工事は続きます。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:白島新駅(仮称)建設工事