Bブロックは中四国で最も高い52階建てタワーマンションや商業施設などを含む、広島駅前の大規模再開発事業の一つです。
現在は第1期工事として西棟と東棟の一部の建設が行われています。
2014年の終わり頃に東棟の大部分が完成する予定で、
敷地内で営業を続けているパチンコ店はそちらに移転して残る建物の建設が行われる計画です。(2段階施工概要)
全体の竣工は2016年6月の予定です。
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【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Bブロック地区市街地再開発事業
前回の状況です。
広島駅南口Bブロック再開発工事 2014.11(Vol.24)
前回と同じく「第1段階」の工事の完成部分である東棟一部の様子から紹介していきます。
建物を覆っていた足場やシートはほとんど外され、完成した外観が見えるようになりました。
東側から超広角レンズ(EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM)を用いて。
パチンコ店が入るまでの外壁には本物の植物が植えられ、緑化されています。
入り口の張り紙によると東棟の店舗が「近日グランドオープン」だそうです。スタッフの募集が行われていました。
当初の予定であれば今月中にもパチンコ店の店舗が新しい建物の方へ切り替わります。
近くには平成27年(2015年)3月31日までを期限として、「電線共同溝工事」を行っていることを知らせる看板がありました。
来年春にはこの部分だけでも電線が地中化された新しい歩道を歩けるようになるかもしれません。
建物南側となる、猿猴橋北詰辺りから。
黒と茶色がメインだった北面とは異なり、こちらはグレーが基調となっています。
敷地の南側で、猿猴川に挟まれたこのエリア。
現在は細い遊歩道に木々が鬱蒼と生い茂っているような状態です。
広島県と市は先月、ここを「水の都」に相応しいエリアとする集中整備計画を明らかにしました。
来年度から2年間の間に、芝生広場やウッドデッキを整備し、水上タクシー(雁木タクシー)に乗りやすいよう川底のヘドロを浚渫します。
また戦時中に供出された猿猴橋の鷲のブロンズ像やレトロ調の欄干も復元します。
これまでは駅前が低利用に留まっていたこともありあまり注目されることはないエリアでしたが、
再開発を契機に綺麗で親しみやすい空間になることに期待したいです。
オープンカフェなどもできたらいいですね。
一方タワー地上部の工事が始まった西棟の状況です。
4階の床まで到達しました。
建物西側に新たに大きなクローラークレーンが搬入されています。
これで西棟の周りのクレーンは3基となり、ますます「クレーンだらけ」の様相を呈しています。
エールエールA館の屋上から。
手前の西棟の層がだんだんと高さを増してきているのがここから見てもよく分かります。
来年にもエールエールA館を追い抜きますね。
今回は以上です。
先ほど書いた通り当初の予定通りであれば今月中にも東棟の一部が“部分開業”ということになります。
パチンコをするつもりはありませんが、東棟内には地権者の店舗も入る予定となっているので、どのような構成になるのか注目したいです。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Bブロック地区市街地再開発事業