広島県廿日市市のJR廿日市駅では、2018年度の完成に向け南北自由通路を建設し駅を橋上化する工事が行われています。
【広畑裕一郎のがむしゃらブログ】:JR廿日市駅自由通路等新設工事の施工にかかる説明資料(PDF, 353KB)
前回の状況です。4ヶ月ぶりとなりました。
JR廿日市駅南北自由通路 新設工事 2014.10(Vol.2) 仮駅舎へ
南側から全体を撮影しました。
前回取材した昨年10月から、これまでの駅舎が閉鎖され仮駅舎での営業が行われています。
今回確認したところ、旧駅舎の姿は完全に無くなっています。
工事の仮囲いには廿日市橋上駅の完成予想図が掲示されていました。
このような鮮明なイメージは初めて目にします。
デザインも細部に変更が加えられているようです。木材港を持ち「木工の町」を掲げる廿日市市らしく、内外装にふんだんに木が使われています。
広電廿日市駅にも通じるデザインですね。
改札の中に入りました。
建設される自由通路と重なる部分ではホームの上屋が撤去されました。
旧駅舎の姿は無くなり既に橋上駅舎の基礎工事が始まっています。
下りホームへは仮駅舎からそのまま真っすぐ行き来するようになりました。
跨線橋へ上がる階段から元の駅舎のあたりを見てみます。
北側もこのとおりです。
今後の変化が楽しみです。
駅の北側では自由通路にあたり北口駅前広場等を整備する「廿日市駅北土地区画整理事業」が行われています。
駅の跨線橋から少し眺めてみました。
画像奥を真横に走る市道「畑口寺田線」からまっすぐ廿日市駅北口に向かう街路が、アスファルトで舗装され形になってきました。
歩道のタイル舗装も行われていますね。
またこの広い区画の西側に残っていた高さ十数メートルの地山が完全に切り崩されました。
順調に進んでいるようです。
駅の南側の広電廿日市駅から廿日市駅に向かって整備される県道「廿日市駅通り線」の状況を。
用地を取得して手付かずだった状態から、道路の路盤を整備する工事が始まっていました。
完成すれば国道2号線から廿日市駅へのアクセスが向上します。
最後に日々訓練が行われている新型車両227系を。
新型車両はもちろん、広島駅といい、西条駅といいあらゆる面でJRのブラッシュアップが集中的に行われています。
広島シティネットワークの格が、その名に恥じないものへと一気に向上していますね。
ただ、廿日市駅は朝のラッシュ時に運行される快速「通勤ライナー」の通過駅です。
この橋上化工事を期に、架線を撤去して実質使い道がほとんど無くなった真ん中の線路のスペースを使用して、2面4線のホーム構造にしようという案は無かったのかなと思ってしまします。
北側も区画整理中で比較的用地は確保しやすかっただろうに…。
現状での快速の本数が圧倒的に少ないのは事実ですけどね。
JR廿日市駅の自由通路は2015年度末、南北駅前広場を含む全体の完成は2016年度末になる予定です。