JR西日本は今年3月14日から一部で運用を開始した広島地区の新型車両227系「RedWing」について、
7月4日にも追加投入を行うことを明らかにしました。
【JR西日本】:新型車両227系「Red Wing」投入拡大について
運行区間に変化はありませんが、一日あたりの運行本数が大幅に増加するようです。
G-糸崎~広島:12本(8%)→ 28本(19%)
R-広島~岩国:22本(13%)→ 47本(27%)
Y-三原~広 :9本(17%)→ 21本(40%)
Y-広~海田市:40本(30%)→ 60本(45%)
快速「安芸路ライナー」が全て置き換わった呉線(広まで)を除き、すべての範囲で運転割合がほぼ2倍になります!
呉線はもう三原~広の東側も含めて半分近くが新型車両に置き換わりますね。
観光客の利用が多いR山陽線広島~岩国間も4本に1本の確率で乗ることができるようになりそうです。毎時1本は確実にあるでしょうか。
半年足らずでここまで変わるとは本当に驚きです。
歓迎の一方で、運用面での課題も見えてきています。
4両編成の115系が3両編成が基本の227系に置き換えられたことで、いつも身動きがあまり取れないくらい混雑していますね。
高い乗車率の影響で3両編成は2~3分の遅れが常態化しているのではないかと思うほどです。実際に何度も遭遇しました。
同乗している見ず知らずの方でさえ不満を漏らしているのをよく見ますからなかなか深刻ではないかと。
もちろん増結して対応している列車もありますが、まだ満足できるほどの割合でないのも事実です。
かと思えばあまり必要ないような時間帯に8両編成が走っていたりするので、車両のやり繰りに苦労されている実情もありそうです。
数が揃ってくれば解消できる問題だと思います。ダイヤ改正後も毎月のように増備車が広島に送られてきているようですし、今後の拡大に期待したいです。
可部線についてはこのたびの運用変更でも入ることはありませんでした。
変電設備の建設が必要で運用は16年春からになると報道されていますので、まだしばらく時間は掛かります。
最後に、運用されている227系「RedWing」の画像を幾つか。撮影時期はバラバラです。
まず3両編成。
5両編成
6両編成
8両編成