可部線を含む227系『レッドウィング』投入拡大計画とグッドデザイン賞の受賞

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もうご存じの方も多いかと思いますが、、
JR西日本は今年春から投入されている広島地区の新型車両227系「RED WING」の追加投入を発表しました。
今回の拡大で、いよいよ可部線にもレッドウィングの乗り入れが始まります。
【西日本旅客鉄道】:新型車両227系(レッドウイング)投入拡大について
 
 
プレスリリースを元にまとめてみました。
 
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運用開始直後は呉線の快速安芸路ライナーを中心に走っていましたが、
今年の年末には山陽線でもおよそ半数近くが「レッドウィング」に切り替わる事になります。
変電所の増強のため投入が遅れていた可部線でもついに運行を始めます。
昨年の報道で、”来年度中の運行開始”とあった通りですね。
 
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いよいよ青色のBマークを表示したレッドウィングが見られるようになります。
この青と赤のラインが入った従来の車両が見られるのも今のうちです。
 
 
 
さて、一昨日9月28日で、初めてこの新型車両227系が広島に回送されてから1年が経ちました
こちらは最初の回送ではありませんが、その1週間後、初めて連結した6両編成で回送されてきた時の広島駅の様子。
広島向け新型車両「227系」の第二陣が到着 広島駅での様子など
 
時が過ぎるのも早いですが、製造ペースもかなり早く既に広島に在籍する227系レッドウィングは100両を超えているそうです。
一般の利用客にも広く認知されるようになってきているように感じます。
 
 
227系が広島に送り込まれるようになった後は、JR関連では広島駅の新しい跨線橋(改札内コンコース)の開業が大きな話題となりました。
私自身もかなりのペースで広島駅の工事の状況をレポートしていました。
227系の営業運転を前に、「JR広島シティネットワーク」(現在は「JRシティネットワーク広島」)の各路線ごとに専用のカラーと路線記号が割り振られることが発表されました。
広島駅の改良が終わった箇所ではラインカラーや路線記号が多用され、
一気に駅の印象が華やかになるとともに、227系投入と合わせて広島地区全体のブラッシュアップを図っていくというJR西日本の姿勢に衝撃を受けたのも記憶に新しいです。
このような取り組みが評価され、227系電車と路線記号カラーデザインが、2015年度のグッドデザイン賞を獲得しました!
【Good Design Award】:鉄道車両 [“JRシティネットワーク広島”のブランディング(227系電車と路線記号カラーデザイン)]
 
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“JRシティネットワーク広島”のブランディングとしての受賞だそうです。
227系レッドウィングの車体に描かれるシティネットワークの新しいロゴマークも本当にカッコいいですよね。
赤を基本色とした車体のカラーデザインを担当したGKデザインの榮久庵さんも天国で喜んでおられることでしょう。
 
数年前、広島地区に新型新製車両が大量に投入され、車両とサインシステムを合わせたシティネットワークのトータルデザインがグッドデザイン賞を受賞するなど誰が予想したことでしょうか。(笑)
3年後にはほぼ全ての車両が227系レッドウィングに置き換わるようです。
自由通路の開業や駅ビルの建て替えも今後予定されています。予想を超えた出来事はまだ続きそうです。


 

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