駅前広場、基本方針は年内に。広電乗り入れも

今日は本題の前にまず、2つの記事を紹介しておきます。
 
 
広島市は12日開かれた市議会で、
再整備される広島駅南口広場に関する基本方針を年内にも取りまとめる考えを明らかにしました。
基本方針には広島電鉄と市が、高架・地下・平面の3案で検討している駅前大橋線の広島駅乗り入れ方法も盛り込まれます。
中国新聞:駅前大橋線3案を比較検討へ

 広島市は12日の市議会都市活力向上対策特別委員会で、JR広島駅南口広場(南区)の再整備の基本方針を年内に決定する考えを示した。広島電鉄(中区)が構想する路面電車の新ルート「駅前大橋線」の乗り入れ方式を「高架」「地下」「平面」の3案の中から決め、基本方針に盛り込む。
 
 再整備は路面電車のホームやバス、タクシー乗り場を利用者が使いやすいよう改善するのが狙い。2010年度、有識者の検討委員会を設け、議論してきた。
 
 基本方針で大きなウエートを占めるのが、駅前大橋線の路面電車が駅前大橋から駅南口に乗り入れる構造だ。
 
 市はこの日、3案について技術的に可能かどうか調査した上で10月以降、検討委が3案から最終案を絞り込む、とのスケジュールを説明。その後、乗り入れ方式を含む南口広場再整備の基本方針を決めるとした。

そもそも広電がどう駅前広場に乗り入れるかによって、全く話が変わってくる内容ですからね。
当初2011年度中だった乗り入れ方式の決定は、12年夏、そして今年中と、度々先延ばしになっています。
広島市は高架・地下2案の技術的検証に入っており、広島電鉄が「地下案以外不可能」と主張しているのが原因かどうかはわかりませんが、
2017年度(これは広島駅自由通路が完成する時期でもあります)の開通に間に合うよう、これ以上の先延ばしは無いようにしてもらいたいですね。
 
 
もう一つ、今月9日にはこのようなニュースもありました。
中国新聞:広電駅前大橋線「高架案」を
JR西日本広島支社長の杉木孝行氏は広島電鉄駅前大橋線の広島駅乗り入れ方法に関して、
駅の自由通路が2階になることから、乗り換え等を考えると「高架案が最善」との見解を明らかにしました。
今年の5月にも日経新聞の取材に対し「高架案が有効」と話しているので、今回改めて高架案を支持していることを明らかにした形です。
 
 
何度も申しておりますが、私も高架案を支持しています。
やはりスムーズに乗り換えができることが一番です。
地下案なら確かに将来的に二葉の里再開発地区にも延伸が可能ですが、
それならば自由通路からのペデストリアンデッキがありますし、可能ならば動く歩道も設置する。そうした方が建設費のことを考えても合理的だ、というのが私なりの考えです。
その他理由もありますが、今回は省略^^;)
カテゴリー[広島電鉄]をご覧くださいませ。
 
―参考―
*Hiroshima-Terminal* 広島駅と都市開発について考えてみます
 
 
 
さて、前置きが長くなってしまいましたが本題です。
広島電鉄は電車開業100周年を迎えます。
サービス向上計画の一環として我々市民の意見を募集するホームページが開設されました。
広島電鉄サービス向上計画
グレーの帯の「ご意見の募集」からどうぞ。
 
路線や車両など様々なことについて記入する欄が設けられています。
駅前大橋線の広島駅乗り入れや新車投入に関する私達の意見を伝えるには最適なページですね。
もちろん意見したことが全て実現するとは限りませんが、全ての意見に目を通すくらいはしてくださるはずです。
数が多ければ広電の立場も変わるかもしれません。
 
積極的に意見しましょう。


 

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