駅前線比治山ルートの予定地へ。歩道に問題あり

広島市と広島電鉄が検討する駅前大橋線について、広島県警が比治山線の新ルートとなる市道の渋滞が悪化する
という先日の中国新聞の報道を受けて早速ですが現地へ行ってみました。
 
 
まずは上空から見てみます。ASSE10階のフードコートから。
201210ekimaesen-1-2.jpg
 
構図としてかなりわかりやすいと思います。
手前が広島駅側で、画像右側の駅前大橋南詰交差点を直進する本線ルートと左折して現在の的場町電停へ向かう比
治山線ルートとして”今のところ”検討されています。
 
 
続いて交差点付近の歩道へ行きます。
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前回駅前大橋南詰交差点からすぐ隣りの猿猴橋南詰交差点まで(東側の駐車場帯ではない部分)は拡張できないとご指摘を受けましたが、
右側の階段状になっている部分を歩道として整備しなおして、今立っている部分を車道にすれば少なくとも1車線分は確保できるのではないか思います。
 
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ここを車道にして…
 
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隣の緑地部分を傾斜のある歩道に…
 
 
しかしあまり川に近づきすぎると駅前大橋の歩道の欄干と干渉します。
201210ekimaesen-8.jpg
この歩道を弄らないとすれば最大でもこのラインまでになりそうです。それでも確実に1車線は増やせると思います。
 
もう少し的場町方面へ進んで同じ方角を。
201210ekimaesen-4.jpg
確かにこのように車道の導流帯を走る自転車は数多く見受けられました。
 
先ほど歩道と車道の話をしていた部分もご覧のとおり。
201210ekimaesen-6.jpg
中には交差点方面へ”逆走”している方もおり、かなり危険です。
 
 
しかしそれも無理はありません。例の駐車場部分の歩道の様子です。
201210ekimaesen-5.jpg
意味不明なほど狭い。。。
もとから自転車はこちらではなく車道を通るよう作られているようですね。
確かに自転車は本来軽車両で原則車道を走らなければなりませんが、
先ほどの箇所を見ても自転車通行帯を含む歩道を的場町まで整備しなおしたほうがいいように思います。
 
その上で左折専用になっている猿猴橋南詰交差点を直進/左折帯にすると、軌道を敷いても3車線を確保できます。
駅前大橋南詰交差点で左折車両が渋滞するのは、的場町の交差点まで2車線しかないことと
先の交差点で過密な路面電車の軌道を跨ぐのが主な原因だと思います。
駅前大橋線が開業すれば必然的に軌道は廃止になりますからね。
 
こういう道路計画のようなものは安全面が大きく絡むので、私のようなものが考えても
「無理なものは無理」となってしまうかもわかりませんが、
実際見てみるとこのように感じました。
 
 
 
しかしながら…
 
 
 
前回の記事のコメントを拝読させていただくうちに、県警の提案するルートでも十分効率がいいかもとも思い始めています(笑)
段原線は廃止が前提としますが、
まず一つはコメントでもご指摘を受けましたが、傾斜のある駅前大橋南詰交差点で電車が直角に曲がれるのかと言う疑問。
駅側から見て稲荷町の方に向かって下っているので、逆カントで曲がることになるんですよね。
交差点の真ん中にカントをつけるわけにもいかないでしょうし。。
 
もう一つ、仮に高架案で建設すれば稲荷町交差点までの間に降ろせばいいということになり、この南詰交差点を含め2つの交差点をパスできます。
傾斜もゆるやかに出来ますしね。
高架乗り入れで自由通路・JRとの行き来の利便性を保ったまま地下案と同等の速達性を達成できるかもしれません。
建設費は高くなりますが、最高でも広電が検討している地下案(100億円程度)以内で造れないですかね?
 
 
結論をどうまとめていいのか迷いますが、正直広島電鉄と市の対応を見るまではなんともという感じなんですよね。
 
私の中で譲れない部分はしつこいですが広電の広島駅高架乗り入れです。
比治山線のルートは今後の動きを見守りつつ、県警の案に従うのであれば技術検討に高架延長案も同時に考えて頂きたいと言うところです。
 
 
以上です。
 
 
稲荷町から比治山線へ接続するまでのルート(松川町)付近は、時間の都合で今回行く事ができませんでした。
確かにあそこは交通量こそ少ないものの道路幅が狭いですよね。近いうちにこちらも行ってみます。


 

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