Cブロック、建物高さ変更と、地権者・組合が陳情書

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画像は広島市HP「広島駅南口Cブロック市街地再開発事業」より

広島駅南口Cブロック地区の再開発で、再開発組合は建物の高さを変更する方針であることが分かりました。
紙面の方から。
 
【中国新聞】:住宅棟46階 商業11階 ビル設計一部変更
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(2月23日付 中国新聞朝刊より)
 
これまで住宅棟は地上50階(高さ180m)、商業棟は地上9階で計画されていましたが、
住宅棟は46階、商業棟は11階に変更されるようです。
再開発後、Cブロックから転出せずに新しいビルに権利を残す地権者が想定より増えたことにより、
全体の延床面積は大きく変えない方針だったため、住宅棟は4階減り、商業棟は2階増えました。
延床面積は大きく変えないので、住宅棟から商業棟へ面積が移った形です。
 
また現在営業している店舗の所有権を再開発後の建物内へと置き換える権利変換計画の案が、来週27日から縦覧する方針もこの日決められました。
 
 
 
基本設計はかなり以前に済んでいると思われますが、ここに来ての計画変更です。少し驚きました。
高層ビル好きにとってはいささか残念ではあります。が、それでもスムーズに進んでくれるなら…。
 
Cブロック再開発計画では昨年から、再開発後も営業を続けたい人に対しての必要な説明が不十分であると一部の地権者から指摘され、権利変換計画の提出が先延ばしされています。
商業棟への権利を残す地権者が増えたとのことですが、難航している組合と地権者との協議に進展でもあったのでしょうか。
 
 
さて、その権利変換計画について組合と地権者はそれぞれ広島市に陳情書を提出しました。
中国新聞ウェブ版は無いですが記事画像は省略します。
地権者らで作る「早期実現を願う会」は18日、Cブロックの再開発が予定通り進むよう協力を求める陳情書を、2万1702人分の署名とともに広島市に提出。
再開発組合と地権者が対話を重ね合意形成を進めていると強調しました。
 
一方同じく地権者で作る「Cブロック再開発を考え直す会」は翌19日、再開発組合への広島市の指導を監査する第三者機関の設置などを求める陳情書を提出しています。
再開発自体に異論は無いものの再開発後も営業を続けたい人に対する必要な経費などの説明が不十分だと指摘しました。
 
 
16年春の完成へ向けて、なんとしても今年の前半くらいまでには権利変換計画認可に至ってほしいものです。
 
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Cブロック市街地再開発事業


 

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