地区内でボーリング調査。一方事業者と住民との間で衝突も

今年度中の解体、そして来年度中の本体着工を目指す広島駅南口Cブロック再開発地区内でボーリング調査が行われていました。
確認したのはフタバ図書前の道路が枝分かれしている部分と、大州通り沿いの駐車場の一角の2箇所。
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地区の掲示板にはこのような掲示もありました。
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内容は概ね公表されている通り。
 
 
 
さて、記事にするのが遅くなりましたが当地区再開発事業で問題が起きています。
再開発事業者による地元住民への説明が不十分と異議を唱え、広島市に陳情書が提出されました。
「Cブロック再開発を考えなおす会」が立ち上げられ、説明責任を履行するまで計画の一時停止を求めています。
陳情書はこちら。
広島市議会:広島駅南口Cブロック第一種市街地再開発事業者における説明責任不履行に対して厳重な監督・指導を求めることについて(24年9月18日)
 
○土地所有者の減価償却資産となる再開発完了後建物について、
 事業者から管理費等の問題に対する説明が十分に行われていない。
○再開発事業者でなく広島市による「指導・監督」の立場を明確にすること。
 
簡潔に書けばこういうことでしょうか。
説明会を聞いてきたわけではないので立ち入ったことは言えませんが、
土地所有者の立場に立つと経年劣化による維持・管理は重要な課題になりますから、より具体的な説明を求めることは当然だと思います。
 
しかし ”広島市が本事業の進むスピードが極めて速いという事実に起因” との主張ですが、
これは外から見ている限りでは、「時間はあった。もっと早い段階で指摘・解消できなかったのか」と思わざるを得ません。
再開発組合と総合企画者である森ビル都市企画が、事業推進の覚書を締結したのは2008年5月。
4年以上経っているのです。
他の都市を見ても、元々広島市が遅いだけでこれが早すぎるということは無いと思うのですがね。

■追記(2012/12/17)
頂いたコメントによりますと、Aブロックでは準備組合段階で行われていた権利調整部会が、Cブロックでは12月上旬の時点で一度も開かれていないそうです。
ここまで
 
権利変換計画提出を目前に暗雲が立ち込めました。
これからも注視していきたいです。


 

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