国土交通省中国運輸局は、市内中心部に計20ヶ所以上ある「八丁堀」と「紙屋町」のバス停に関して、
同じ名前でも場所が違う状態が観光客などに混乱を招くとして副呼称を定めました。
【読売新聞】:「八丁堀」「紙屋町」に副呼称 同一名バス停乱立で(以下一部転載)
ここも八丁堀?あそこも八丁堀?――国土交通省中国運輸局などは、広島市内の中心部に多数ある「八丁堀」と「紙屋町」のバス停に、<副呼称>を付けることを決めた。複数のバス会社の乗り入れで同じ名称のバス停が乱立し、観光客らから「分かりにくい」と戸惑う声が上がっているため。「紙屋町(県庁前)」などランドマークとなる建物名を添えた新たなバス停が、今月中にお目見えする。(中村隆)
(ここまで)
【中国運輸局】:広島市中心部(八丁堀・紙屋町)のバス停に副呼称がつきました(PDF、約700KB)
八丁堀バス停位置図
紙屋町バス停位置図
(上記中国運輸局PDFより)
八丁堀 [副呼称:東京スター銀行前]バス停(2010年12月撮影)
これはいいことだと思います。
八丁堀が何箇所もあるのは広島人にはおなじみでしたが、いざ挙げてみればこんなにも同じ名前のバス停があったとは驚きですね。
私自身どの「八丁堀」からどこ行きが出ているということは分かりません(笑)
副呼称ができることによって車内アナウンスはもちろん各店舗でもそれを使用していくことになるでしょうから、分かりやすくなりそうですね。
2020年の東京オリンピックを見据え、道路の案内標識の表記の見直しも進んでいるようです。
(Hiroshimajo Castle→Hiroshima Castle、Heiwa Odori Ave.→Peace Boulevardなど…)
特に観光立国、観光立県としてこのような来訪者にやさしい都市を目指さなければなりませんね。
似たような問題として「広島駅(前)」のバス停も実際の広島駅の周辺に点在しています。
広島駅行きのバスに乗ったのにエールエールの南側で降ろされた、という話は本当によく聞きますね。
広島駅南口広場の収容能力をオーバーしているのが一つの原因ですが、
これは現在広島市が検討している南口広場再整備案で解消される予定です。
ただ、セットになっている路面電車の高架乗り入れに関して既存電停付近の住民の説得に時間を要しているため、今現在は停滞した状態です。
五輪も近づいてきますし、高架乗り入れと合わせて広島駅の改良が完成する2017~2018年度には完成させるくらいのスピード感をもって取り組んでいただきたいものですね。