鼓動デザインとスカイアクティブで業績はV字回復の快進撃を続けるマツダ。
改革はマツダ車販売店でも始まっているのをご存知でしょうか。
鼓動デザインとマツダの代表カラーとなった”ソウルレッドプレミアムメタリック”をより引き立たせ、
お客さんに快適に車を見てもらうことなどを目的とし
2014年度から「新世代店舗」として日本全国のマツダディーラーの改装が始まりました。
【レスポンス】:マツダブランドの発信拠点に…関東マツダの目黒碑文谷店がリニューアル
新世代店舗は黒を基調としたガラス張りで、内装には木材を使用し高級感が与えられています。
上の写真は東京都目黒区、関東マツダの旗艦店となる「マツダ目黒碑文谷店」。
これまでのマツダディーラーのイメージを一新する素晴らしい外観ですよね。
こちらの記事で他の画像や、誕生の秘話についても記載されています。
【レスポンス】:マツダデザインと建築はどのように融合したのか…目黒碑文谷店リニューアル
新世代店舗はマツダ本体のデザイン本部が監修します。
目黒碑文谷店については、広島出身の建築家、谷尻誠氏が設計を手掛けたそうです。
サイトには他の写真もあるので是非見てみてください。
マツダはこの「新世代店舗」への改装・建て替えを全国のマツダディーラーで既に始めています。
この記事を書くにあたり少し調べてみましたが、東海マツダ、関西マツダ、九州マツダなどなど、想像していたよりも遥かに多くの店舗でリニューアルが行われていることを知り驚きました。
他県に比べ遅れを取っていた地元の広島マツダですが、
今年から本格的に県内のディーラーの改装が始まります。
【日本経済新聞】:広島マツダが新世代店舗 黒を基調に高級感
広島マツダ(広島市)は可部店(同)、尾道山波店(尾道市)など3店舗を改装する。マツダが「新世代店舗」と呼ぶ、黒を基調にした高級感のある内外装にし商品力の高まりに対応。新規顧客の獲得などを狙う。マツダは全国の販売会社と協力して新世代店舗への改装を進めているが、広島マツダでは新世代店舗への改装は初めてとなる。
年内の完成を目指して、可部店、尾道山波店を改装する。可部店は老朽化が進んでいるため、併設している自動車修理工場も含めて建て替えも検討する。投資額は1店舗の改装で2億~3億円を見込んでいる。旗艦店の大州本店(広島市)は来年以降の改装を計画している。
(中略)
新世代店舗は商品力の高まりに対応しマツダのデザイン本部が監修し、13年秋に関東マツダ(東京・板橋)が洗足店(同・大田)を初めてオープン。全国の販社に資金面などでも協力して改装を進めている。15年度初めは全国で20店舗程度だったが、今期中に50店舗で改装に着手。「今後、毎年同程度改装を進めていく」(マツダ国内営業担当の福原和幸常務執行役員)方針だ。
広島マツダ可部店、尾道山波店、そして旗艦店である大州本店がまずリニューアルされることが今年1月、明らかになりました。
尾道山波店についてはつい先日の10月1日にオープンしました。
おはようございマツダ(‘v`◎)
尾道山波店のリニューアルオープンイベントに沢山のご来場をいただき
ありがとうございマツダ!!
イベントは16日(日)まで開催中★ぜひ遊びに来てくださいマツダ♪#広島マツダ #MAZDA #尾道 pic.twitter.com/7pVyNilzDu— 広島マツダ カープ全力応援中! (@hiro_maz) 2016年10月4日
私はこの春、NDロードスターを契約・納車していただきましたが、
お世話になったのはマツダ大州本店です。
新世代店舗で納車と言うのは叶いませんでしたが、馴染みの店舗、しかも広島マツダの旗艦店ということで
どのようなディーラーになるか非常に楽しみにしています。
リニューアルは来年からになるようですが、改装前の店舗を収めてきました。
白と青を使った従来の店舗ではありますが、元々旗艦店ということでガラスも多用されており開放的で綺麗なお店ではあると思います。
敷地内には販売店舗と広いサービス工場が同居しており、もしこれらが同時に一つの施設に建て替えられればかなりの規模になります。
敷地の西側。
ここは少し前までダイハツの販売店でしたが、東区曙に移転し、現在はこの通りスバルが「仮」店舗として営業しています。
最終的にここもマツダ大州店の一部となる可能性も十分あると思います。
マツダ大州本店は2017年以降、改装を始める予定です。
先程の日経の記事では、今期中に全国で50店舗の改装に着手すると書かれています。
今後も年間20店舗のペースで改装を進めていくようです。
【ニュースイッチ】:マツダは国内販売を立て直せるか。担当役員に直撃! 「『新世代店舗』は無理せず年20店舗くらいを出す」
「スカイアクティブ」と「鼓動デザイン」の展開以後、マツダのイメージが急速に変わっているのを感じます。
この新世代店舗もブランド戦略の一つ。
実際に新世代店舗になった関東のお店では、外車から乗り換えをされる方も増えているようです。
世界で評価されるマツダの価値を適切に提供できる体制の確保は本当に応援したいです。
見る人からすれば、”某「L」ディーラー”みたい
という意見もあるかもしれません。否定はしません。。(^_^;)
クルマを引き立たせ、お客さんに快適で”少し特別な感じ”を演出する一つの行き着く先なのかもしれません。
マツダの場合はどの新世代店舗でも内装にふんだんに木材を使用しており、より温かみを感じるのではないでしょうか。
トヨタはレクサス、日産はインフィニティ、ホンダはアキュラと、
大手3社は販売チャネルに高級ブランドを設け北米やヨーロッパでブランド展開を強めています。
マツダもかつて5チャンネル体制で「アンフィニ」のようなブランド名で販売網を構築しようとしましたが、大失敗しました。
今、マツダそのものが少し特別な「プレミアムブランド」になろうと動いています。
再び失敗を繰り返さないために―
今後も運動性能と環境性能を兼ね備えた、”クルマ好きによるクルマ好きのためのクルマ”を作り続けていくこと、
そして作業員や販売店の一人ひとりにまで、新しいマツダブランドを提供する自信と自覚を持つことではないかと思います。
後者については、前回いただいたコメントや私の周りの声からも、担当者の対応がイマイチというご意見があり、まだまだ改善していく必要があると思います。
そして最後は”ファンを大切にすること”ですね。
新世代店舗では、車の販売だけでなく開発者とオーナーを招いて開発秘話やデザインの秘密などを紹介する。
マツダの強みである”ファンとの距離の近さ”を、新世代店舗になっても大切にしてほしいです。
ジャパニーズプレミアム、新生マツダに期待しましょう。
一例です。
【関東マツダ】:マツダブランドショップ
【関西マツダ】:高槻東店