広島駅を南北を繋ぐ自由通路の整備に合わせ、北口では2013年から周辺街区に接続するペデストリアンデッキの整備、新幹線ビルの増築、ロータリー内の機能再配置を行う工事が行われています。
ペデストリアンデッキは2016年10月にすべて開通、
広場内ロータリーは2017年9月末、
増築駅舎は広島駅新商業施設「ekie」の一部として2018年度上期にオープンする予定になっています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
前回の状況です。
今回はこちらから。
7月19日(水)、北口ロータリー内に、主に高速バスの交通案内所ときっぷうりばを兼ねた新しい施設がオープンしました!
オープン後の様子です。
のりば側に面した場所に設置された3枚のモニターが目を引きます。
広域の都市間バスが乗り入れていながら、これまで広島駅北口ではこうしたデジタルの案内はほとんどなかったので非常に新鮮です。
自動券売機は3つ設置するスペースがありながら、券売機自体は1つしかありません。様子を見ながらということでしょうか。
ガラス張りになっている案内所は外国語を話すスタッフが常駐するそうです。
一応イスは用意されていますが、あくまで案内所利用者向けで不特定多数に向けたものではないようです。
案内所の開業に合わせて、ロータリー内の案内サインに埋め込まれた液晶モニターによる、バスロケーションシステムも稼働を開始しました。
1枚目、2枚目が稼働開始前、3枚目が開始後の様子です。
少し小さいですが非常に分かりやすいです。
以前までブロックタイルの舗装工事が行われていた新しい歩行者空間も、一部開放されました。
例の「朝」のモニュメントはまだ設置されていません。
チケット売り場を兼ねる交通案内所がオープンしたことにより、新幹線駅舎2階にあった、中国JRバスの「スワロートラベル」は閉鎖されました。
店舗に至るまでの迷路のような通路も一部閉鎖です。
その他の変化です。
広場東側に整備中の、自家用車用駐車・送迎スペースの輪郭がかなり形になってきました。
いつの間にか、仮設の車道から、駐車場を囲む本設の外周路に切り替わっています。
工事中の現状は、車両は待機できず降車専用として運用されています。
3連休の3日目だったこの日は多くの人が、マイカーの送迎を利用し、このように車列が連なることもしばしばありました。
こちらは上記のマイカースペースと、北側の車道を隔てる歩道。
植樹帯のほとんどはそのまま残されますが、縁がこのように波打った形に変わるようです。
中央ペデストリアンデッキから。
画像の階段を降りたあたりの造成も進んでいます。
階段より車道側(手前)に歩道は設けられないと思っていましたが、2m程度の歩道が確保されるようですね。
中央デッキ付近の車道は、舗装の打ち替え工事が行われており、
以前存在していた横断歩道の跡ももうすぐ綺麗に無くなりそうです。
最後に、広場西側のタクシー・バスエリア。
バスは赤、タクシーは青で色分けされ、動線が分かりやすくなっていました。
見ていると、自家用車が誤ってタクシープールに入り、送迎をしているケースが発生していました。
この広島駅北口ロータリーへ乗り入れるまでの周辺道路においても、はっきりとマイカーの動線を明示する案内も必要ですね。
北口ロータリーは、2017年9月末の完成予定です。