広島市中区の富士見町で、今年秋に移転する広島東警察署などを含む跡地一帯に外資系ホテルを誘致する計画に関して、
6日、誘致を行う瀬戸内ブランドコーポレーションは、
米大手ホテルチェーンのヒルトングループを運営事業者に選定したことを公表しました。
今後、基本協定を締結し、優先的交渉に入ることになります。
約400室の客室に加え、大規模な国際会議が開催できるコンベンション機能を備え、
2022年の開業を目指します。
【瀬戸内ブランドコーポレーション】:公募結果のお知らせ 広島市中区富士見町地区 フルサービスホテル等運営事業者案件
【日本経済新聞】:ヒルトン、広島にホテル開業 2022年に 中四国初
米大手ホテルチェーンのヒルトンは、2022年に広島市にホテルを開業する。中四国地方にホテルを開業するのは今回が初めて。
客室数は約400室。広島駅から中心市街地方面に約2キロメートル離れた場所にあり、広島東警察署の移転などに伴い、跡地を活用する。県などが大規模な国際会議が誘致できることなどを条件にホテルの誘致を進めていた。
(上記HPより一部引用)
かねてより注目されていた外資系ホテル誘致計画。ついに運営事業者が正式に公表され、
広島へ進出の意向を表明していたヒルトングループが中四国では初めてホテルを開業することになりました。
【公式】:ヒルトンホテルズ&リゾート
広島に展開するホテルは約400室の宿泊施設のほか、
合計8つの会場(2,300平方メートル)で1,000人規模の国際会議が開催できるコンベンション機能を備えます。
世界的知名度の高いホテルの進出は、インバウンドの滞在客増加や、
国際会議の誘致という面で非常に大きなメリットがあります。
小耳に挟んだ情報ですが、広島駅北口に進出した「シェラトングランドホテル広島」の宿泊客は、
外国人の割合がかなり高く、比例してホテル全体の稼働率もかなり良好な状態を維持しているそうです。(数字は書けません…)
原爆ドーム、厳島神社の2つの世界遺産と、一昨年のオバマ大統領(当時)の来広により、
広島の「観光都市」化はますます鮮明になってきているようです。
RCCでは、最終選考にはヒルトンの他に外資系ホテルチェーンが2社公募していたと書かれています。
【Yahoo!ニュース(中国放送)】:広島東署跡地にヒルトンが進出 1000人規模の国際会議も
ということは、環境や条件が整えば、まだ広島進出の可能性があるホテルチェーンがあるということ。
冷静に市場を見極める必要はありますが、可能なら今後も積極的に誘致を進めてほしいです。
広島県が民間と連携して推し進めるホテル誘致計画。
改めて、高度利用されていない老朽化した県庁の土地はもったいないな・・・
資金難から、建て替えの積立予算を切り崩し耐震補強工事を進めていますが、
今回の例を見るに、やり方はいろいろあるのではないかと。
東署跡地に誘致する「ヒルトングループ」のホテルは、2022年の開業を目指すとのことです。