広島電鉄、5連接の新型車両を発表!2019年春から宮島線で運行開始

広島電鉄は、2019年春に路面電車宮島線に
新型車両 5200形
「Green Mover APEX(グリーンムーバーエイペックス)」
を導入することを発表しました。

5100形「Green Mover max(グリーンムーバーマックス)」の後継にあたる車両で、
11年ぶりとなる30メートルの5連接車両です。

中国新聞によると、2019年度に2編成投入されるとのことです!

 

【中国新聞】:広電が19年春に新型車両 2編成、4カ国語表示備える


(上記中国新聞HPより)

 

【公式】:広島電鉄株式会社


(画像出典:広島電鉄Facebookより)


(画像出典:広島電鉄Facebookより)

 

広島電鉄における超低床車両(LRV)投入の歴史

  • 5000形「グリーンムーバー」:12編成(1999-2002年)
  • 5100形「グリーンムーバーmax」:10編成(2004-2008年)
  • 1000形「グリーンムーバーLEX」: 14編成(2013年-)
  • 5200形「グリーンムーバーAPEX」:(2019年-)

5連接の最新型である5100形「グリーンムーバーマックス」2008年までに10編成投入されました。
その後は老朽化した市内線を置き換えることに主眼をおいた、短い3連接車両1000形「グリーンムーバーLEX」が毎年投入されていましたが、
およそ11年ぶりとなる新製5連接車両で宮島線を走る車両の置き換えも再開される事になりました。

 

車体デザインのイメージが一新!

公表された5200形「グリーンムーバーAPEX」のイメージ図を見て驚きました。
「max」と同様、白と緑の柔らかい色調かと思いきや、
白とグレーを貴重とした車両に、黄緑のアクセントが入る新しいデザインのテイストが取り入れられています。

運転席横の窓など、基本的な部品は5100形「max」から譲り受けていると思われますが、
色調が変わるとこれだけイメージが一新されるものなのですね。
広島電鉄によると、「未来×スピード」を基本コンセプトに、スピードと広島のアクティブさを造形のテーマとしているようです。
車内は水の都・広島の川の流れをモチーフに、ドットと曲線で新しい時代へつなぐ時間の流れを表現しているとのこと。

「LEX」は窓まわりの緑のラインがデザインとして浮いているように感じていましたが、この「APEX」は個人的にかなり好みです。
「APEX(エイペックス)」は少し呼びづらい気もしますが…^^;

 

2019年春運行開始!

「グリーンムーバーAPEX」は、2019年春、宮島線で運行を開始します。
増加する訪日外国人に向け、車内の案内表示はこれまでの日英2カ国語から、日英中韓の4カ国語案内に対応するとのことです。

イメージ図では「2宮島口」を表示しています。
白色表示なので、広島電鉄でもようやくフルカラーLED表示が採用される事になりそうです。

 

広島電鉄は、市・JRと共同で、2025年度の完成を目指す駅前大橋線建設事業を進めています。
景観等の諸事情を考慮し、駅前大橋部分は車両に搭載したバッテリーにより架線レスで走行する方針を明らかにしています。

おそらく19年春に運行開始される時点では、まだこの機構は搭載しないだろうと思いますが、
車両に何らかの準備工がされているかどうか、個人的に気になるところです。

西日本の広い範囲での大規模な豪雨災害から1週間が過ぎました。 執筆時点で犠牲者は広島県内で108人、全体では200人を超える平成最悪の雨による災害となりました。 日々伝えられる

 


5000形「グリーンムーバー」(2013年7月撮影)

 


グリーンムーバーmax(2014年5月撮影)

 


グリーンムーバーLEX(2014年2月撮影)

 

■修正(2018/07/26 23:30)
グリーンムーバーLEXの在籍本数に誤りがあったので修正しました。

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