中堅ホテルチェーンの「ユニゾホテル」は、国内で営業している26の店舗のうち、14もの店舗の閉鎖・売却を決めました。
この中に、2020年3月に開業したばかりの「ユニゾイン広島駅前」も含まれており、
新築移転からわずか半年で撤退することとなります。
同じく広島駅からほど近い大須賀町で、70年代から営業を続けていた「ホテルニューヒロデン」が、2021年1月末を持って閉館することが明かされました。
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3月に開業したばかり… 運営者が変更へ
【公式】: 「ユニゾイン広島駅前」運営終了のお知らせ(続報)(PDF)
(上記サイトより)
この一報には驚きましたね。
今年3月に新築ビル開業(八丁堀から移転)したばかりのホテルでした。
このブログでも
GAパートナーズが開発し、ユニゾインが八丁堀の合同庁舎横から移転する形で入居し、
2020年3月19日に開業しました。
それから半年ちょっと、2020年11月5日に運営が撤退する事になりました。
ただし、建物が閉館するわけではなく、すぐに次の運営会社に引き継がれるようです。
【公式】:KOKOホテル広島駅前
ユニゾグループについては、旅行会社のH.I.Sによる買収計画が画策されましたが、
一部従業員や他株主など非常に複雑な構図の対立が生じ、多くを手放さざるを得ない結果となったようです。
経営側に大きく揺さぶられていた最中に、コロナが追い打ちをかけました。
銀座、札幌、福岡、鹿児島でも同様にユニゾ→KOKOホテルへの運営者変更が行われ、
ほぼ同時期にオープンするようです。
広島駅から徒歩で行ける範囲で、今年竣工したばかりの新築物件で、資産的な価値は十分です。
コロナ後の世の中に向けて再出発ですね。
【リアルエコノミー】:「ユニゾイン札幌」から「KOKO HOTEL札幌駅前」に運営変更
46年の歴史に幕 ホテルニューヒロデン
一方で、こちらは終幕のニュースです。
広島駅南口近くの大須賀町にある「ホテルニューヒロデン」が2021年1月31日をもって閉館することが明らかになりました。
【公式】:ホテルニューヒロデン
報道によると、築47年を迎える建物の耐震改修工事が迫る中、
新型コロナウイルスの流行による利用客の低迷で、工事の費用を回収できる見込みが立たなくなったことから、閉館の判断に至ったとされています。
広電グループ唯一のホテルで、駅チカのホテルとして定着していましたが残念ですね。
コロナ抜きにしても、広島駅周辺では低価格のビジネスホテルの新築が相次ぎ、競争は激化しておりました。
厳しいコロナ時代の中で、古い建物のホテルを耐震改修して戦っていくのは尚更難しかったのかもしれませんね。
閉館後の動向が気になるところです。
新たに手を挙げる運営者があれば耐震工事をしてまでホテルを存続するのか、
売却してしまって全く別のビルに生まれ変わるのか。
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結構広い土地だし大きな再開発があることに期待。
ユニゾイン広島駅前については経営交代ですが、ホテルニューヒロデンは広島電鉄のホテル事業からの撤退との報道に落胆と懸念が現実となったことに対する納得で複雑な心境です。
マダムジョイはマックスバリュー西日本へとなり流通事業から撤退、鈴峯学園は修道学園へとなり女子教育からの撤退、それらに続くホテル事業からの撤退は、コロナ渦という不運だけの問題ではないと思います。
同じ広島広域都市圏内の 地場流通大手企業のイズミは中国・四国・九州に店舗網を広げ、安田女子大学も中国・四国・九州から学生を集め日本最大級の規模の女子大学に成長しています。
資本主義社会の宿命として自然淘汰されることは致し方ないと言えばそれまでですが。
広島商工会議所の会頭が今年、広島電鉄・広島ガスと同根の会社で続いた会頭の出自が広島銀行に変わり、副会頭がマツダ・中国電力・広島電鉄・フレスタ・広島魚市場の5名体制となりました。
三井不動産を代表とする広島空港の運営企業体も地元から広島銀行・マツダ・中国電力・広島ガス・広島電鉄等が名前を連ねていますが、広銀・マツダ・中電の3グループと広島ガス・広電グループとの馬力の差は歴然としています。
地元の交通行政が広島電鉄への丸投げを長年続けてきた為この様な事態を招いということで、それを突き詰めると広島市民の責任であると言えます。
無責任な、広電への丸投げは止めにして、地元が一丸となって広電をもう一度育て直して行くべきだと思います。
撤退した事業のライバル達は同じ土俵で戦ってきたのだから広島電鉄にもやって出来ないことはない筈です。
ホテル事業では、ヒルトン等新しい
最後か切れてしまい申し訳ありません。
ホテル事業についてはヒルトン等の新しい風がコロナウイルス感染症終息後の街づくりに貢献る出来ことに期待しています。
近年は、広電も不動産事業や鉄道事業で頑張っている様に見えます。
広島広域都市圏の交通網の改革には広島電鉄の存在は不可欠なので未来志向で総力あげて過去の遅れをとり戻していただきたいと願っています。
広島電鉄は確か本社移転し跡地に高層マンションの計画があったと記憶してますが?
広電よくやっていると思います。あんな立派ビル二つも建てて。そんなに宣伝や利益になるとは思いません。JRではないのです。
広銀は、会社の存続の為のビルですが、立派な広島美術館があります。
売り上げの桁が広電と2桁違うマツダ、中国電力は、球場の任命権、寮の跡地の温泉ぐらい。
エディオンの会長は、カープファンでサッカーに興味がなく断り続け、承諾しサッカー場へ数十億寄付する。 売り上げのわりには、凄い。
折り鶴タワーも広島マツダ。
サンフレッチェの設立やゴルフの発展あれほど貢献したチチヤスは、子会社になり、昨日元チチヤスハイパークの入り口は、草が生えていました。報われていません。
スレ違いですが、広島駅周辺のホテル情報として、
広島駅北口(光町)に建設中でした東横INN が10月31日オープンするのはご存知の方も多いかもしれませんが、同じ光町の旧ホテルニューたちばな跡(広島ガーデンパレス横)にトラストホテル
というホテルも建設中です。
ユニゾイン広島駅前開業に関わった「GAパートナーズ」(中区)や動画でも紹介していただいたTHE KNOT HIROSHIMAの「東亜地所」(中区)、ホテルビスタ広島の「マリモ」(西区)等、地場の不動産関連企業のホテル事業への関与や参入が始まり、ホテルニューヒロデンの広島電鉄等古参組との競争を楽しみにしていただけに非常に残念な結末です。
今年からB1参入の広島ドラゴンフライズ(トップパートナーNOVA)の2020-21シーズンダイヤモンドパートナーは「マリモ」とのことで、地元スポーツに対しても地域貢献していただける力強く頼もしい企業へと成長している様です。
広島電鉄は中国新聞社と共に広島カープの発起人となっています。
広島カープは東洋工業(現マツダ)の支援により広島東洋カープとなり、現在もマツダ創業家がオーナーとなっています。
中国新聞社も地域のスポーツ振興に対する貢献として前身の中国駅伝から発展した天皇杯都道府県対抗男子駅伝の主催を続けており、そのメインスポンサーは大創産業(ダイソー・東広島市)です。
駅伝に関しては、男子ではマツダ・中国電力・中電工、女子ではエディオン・ダイソー(昨年チームを新設)等が全国の大会で戦えるチームづくりをしています。
余談ですが、おりづるタワーの広島マツダ(マツダ創業家一族が経営)と共同で制作したアンデルセンキッチンカーが10/30(金)~11/2(土)に始めてこの夏被爆建物を建て替えた広島アンデルセン(中区本通)を飛び出しイズミ(東区)の大型商業施設レクト (西区扇)に登場するとのことです。
地元企業が本業に励み協力し、パトロンとして地域のスポーツ・芸術・文化の振興に貢献していただけることに期待しています。
来年には、マツダが米国アラバマ州で進めているトヨタ自動車との合弁工場が遂に稼働を開始する様に聞いています。
アフターコロナの復興に対するロケットスタートの準備に余念がないことを祈ります。
特にエネルギー関連企業は先行き不透明な時代となると言われているので中国電力(含グループ企業)のEV(電気自動車)開発への本格的な参入にも期待しています。
個人的な考えで恐縮ですが、広島ブランドの構築は、やはり広島電鉄と福屋百貨店の共に貴重な街の遺産でもある被爆建物を所有しているこの2社のイメージ戦略に大きく左右される様に思えて仕方がありません。
今が本当に踏ん張り所です、新しい時代に適応した街づくりのエースと4番バッターの復活に期待しています。是非頑張っていただきたいと願っています。
来月、旅行するで待っててや(´;ω;`)
ユニゾについては、
銀座や福岡は、1つ格上のブランドでしたが、それらと一緒に、KOKO HOTELとなるようで、
特別なプレミアムホテルのような存在になるのであれば、ユニゾインより良いと思います。
広電については、
西武鉄道が、コロナで赤字になり、資金繰りを確保するために、資産を売却する報道があり、
同様に、ホテルニューヒロデンを解体して土地を売却するのではないでしょうか。
そうであれば、
この場所に、高層オフィスビルという再開発も期待できます。
また、JRにも同様のことが言え、広島支社跡地売却が早まり、再開発も早まるとも考えられます。