JR広島駅南口再整備 2023.11(Vol.66)<駅前大橋線編>

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。

また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。

 

前回の状況です。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地

 

この記事は11月下旬に撮影した時の状況です。

 

 

事業の概要

【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等

駅前大橋線計画図(上記HPより)

 

駅前大橋線断面図(上記HPより)

 

【建設中】JR広島駅南口ビル新築他工事(広島駅南口広場の再整備)

 

稲荷町交差点

【Yahooニュース】:広電新ルート「駅前大橋線」出現 広島市南区の稲荷町交差点 土台の軌道ブロック、パズルのようにぴったり(中国新聞デジタル)

 

稲荷町交差点から広島駅方向を望みます。

現在は画像の左右方向を往来するのみの交差点ですが、駅前大橋線開業後は画像奥からこちらに向かってくる列車が多数を占めることになります。
的場町方面へ向かう環状線も新設され、東西南北に列車が行き交う複雑なポイントになります。

 

交差点北側、移設される稲荷町電停の予定地から交差点を振り返ってみました。

八丁堀、紙屋町、原爆ドーム、宮島口など多くの列車は本線となる右側の方向に向けて分岐して進んでいきます。
目の前に見えている軌道はいずれもこれまでに路面電車が走っていなかった部分に新設された軌道。感慨深いです。

 

今度は交差点の南側から交差点と広島駅方向を振り返ります。

 

分岐せず直進し宇品方面に向かう比治山線と、現在のルートを活用する環状線が「十字」に交わるダイヤモンドクロッシングが誕生します。

 

交差点西側、稲荷町上り電停から。

 

 

駅前大橋線方向から既存の本線とを結ぶにあたり、線形が少し改良されました。

 

現在、新設される軌道が確認できるのはこの交差点部分のみです。

 

交差点北側。
軌道ブロックの先はまだ路盤のみの状態です。
この場所が新たな稲荷町下り電停ですね。

 

稲荷町交差点から駅前通りを南下し、松川町交差点まで移動しました。

 

ここから望む比治山線方面です。
こちらでもついに軌道敷の敷設工事の準備のため、車線規制が始まりました。

 

広島電鉄の路面電車「駅前大橋線」は、広島駅南口の新駅ビルとともに2025年春の開業予定です。

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