広島市は、広島城に隣接した旧観光バス駐車場一帯を活用した「三の丸エリア」の整備計画を進めています。
Park-PFI制度を活用し、飲食・物販や観光案内を行う施設、展示収蔵機能を持つ施設「広島城三の丸歴史館」、多目的広場などを2024年度から2026年度にかけて段階的に整備する計画です。
第1期エリアは2025年3月に開業する予定で、5店舗の飲食・物販施設がオープンします。
第2期エリアの核となる「広島城三の丸歴史館」は2026年中に開業する予定で、
2025年度後半に閉館する広島城天守閣の代替展示機能も担います。
国道54号を挟む西側では、”エディオンピースウイング広島”を核とする「広島スタジアムパーク」が開業しました。
南側の旧広島市民球場跡地に開業した「ゲートパーク広島」といずれもPark-PFIを活用した賑わい広場となっており、
それぞれのエリアの連携が紙屋町・八丁堀地区の求心力向上の鍵となることが期待されています。
前回の状況です。
事業の概要
【広島市】:Park-PFIを活用した三の丸にぎわい施設の整備の進捗状況
実施設計概要(上記広島市HPより)
三の丸第1期商業施設が、3月29日(土)にオープンすることがリリースされました!
【NTT都市開発】:広島城三の丸 第1期商業施設オープン⽇が3⽉29⽇(⼟)に決定!
▼店舗概要
A | 「炭火焼 鰻のうな輝 広島店(すみびやき うなぎのうなき ひろしまてん)」
鰻ひつまぶしの本場・名古屋に第1号店を構える広島出身の店主が故郷に初出店。落ち着いた雰囲気の店内で、皮はパリッと、身はふっくらと炭火で焼き上げた極上の鰻を楽しめます。 |
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B | 「三の丸 八昌(さんのまる はっしょう)」
広島を代表するお好み焼きの名店のひとつ「薬研堀 八昌」で10年以上修業した店主が青のれんの八昌の歴史と味を受け継ぐ新店です。 |
C | 「SOKO CAFÉ(そうこ カフェ)」
広島ゆかりの武家茶道 上田宗箇流が初監修するカフェ。カジュアルなカフェスタイルでありながら、武家文化・茶道文化に触れることができる場所です。 |
D | 「ひろしま IPPIN(ひろしまいっぴん)」
「おりづるタワー」がプロデュースするこだわりのセレクトショップ。広島の逸品・⼀品に出逢える空間です。 |
E | 「広島城 射楽(ひろしまじょう しゃらく)」
伝統遊戯の様式で、遊べて⼸道を体感できるミニ⼸道場。お城の中にある和⼸の体験型遊戯店は全国初。⼸⽮を通じて広島の歴史、伝統⽂化に親しめます。 |
(NTT都市開発『広島城三の丸 第1期商業施設オープン⽇が3⽉29⽇(⼟)に決定!』(https://www.nttud.co.jp/news/detail/id/n26842.html)より)
外観や外構はほぼ完成!
東側から。
右手に見えるのが、広島城「二の丸」、お掘りを挟んだ向こうが「三の丸」エリアです。
平屋の商業施設ができているのが確認できます。
入口の目の前に整備されており、多くの来場者が立ち寄れる立地になっています。
城南通り側から。
囲いの内側がよく見えました。
外構工事までほとんど完成しており、車寄せまで完成したような状態です。
商業施設群を南西側から。
「三の丸」のロゴマークも確認できます。
公衆トイレ付近。
座る場所がいくつも設けられています。
カウンターテーブルもあるので、カフェでテイクアウトしたものも楽しめそうです。
西側の駐車場。
一般来場者用のコインパーキングになる予定です。
この部分は地下にアストラムラインのトンネルが通っており、建築物が造れないエリアです。
角度を変えて、商業施設群の北西側から。
奥の建物は、⼸道を体感できるミニ⼸道場ですね。
今後整備が本格化する2期エリア
スタジアムパークへのペデストリアンデッキから、三の丸方向を振り返りました。
デッキより右側(南側)が3月に開業する1期エリア、左側(北側)が2期エリアになります。
2期エリアの様子。
更地となっている状態が続きます。
本格的な整備は1期エリア開業の後順次始まるものと思われます。
広島城三の丸エリアの一連の施設の完成時期は下記の通りです。
名称 | 整備者 | 開業予定 |
広島城三の丸第1期エリア (飲食・物販等) |
広島城 アソシエイツ |
2025年 3月29日(土) |
広島城三の丸第2期エリア (カフェ・多目的ステージ等) |
広島城 アソシエイツ |
2026年9月 |
広島城三の丸歴史館(収蔵展示) | 広島市 | 2026年10月 |