コメントで教えていただきました。ありがとうございます。
部分的に一般競争入札の受付が始まっている二葉の里地区に、家具専門の大型店「イケア」が応札を検討していることが日経新聞により分かりました!
【日本経済新聞】:広島駅周辺、開発に弾み 北口で国有地入札、イケア応札検討 (以下転載)
JR広島駅周辺を中心とした広島市中心部の大型再開発事業が動き始めた。中国財務局は20日、駅北口の「二葉の里地区」にある国有地の一般競争入札を実施。世界的な家具専門店のイケア(スウェーデン)が入札を検討していることが分かった。南口でも家電量販店を核にした複合施設が着工した。ただ市内にはほかにも未利用地が多く、都市機能の整備にどう生かすかが課題だ。
財務局は二葉の里地区の再開発事業で、事業区内の国有地2.8ヘクタールを民間に売却する手続きを5月に開始。6月10日まで入札への参加を受け付け20日の入札で売却先を決める。今回の売却地は5街区に分かれる再開発地域のうち、2街区を軸とした中心に位置する。
関係者によると、イケアは駅前の好立地として強い関心を示し、応札を検討しているという。イケアは日本では関東や関西などに6店を展開しているが、進出が決まれば中四国初出店となる。
国が県や市などと定めた二葉の里地区開発の指針では1.2街区について居住機能を主体にした業務・商業などの複合利用を想定する。今回の入札には住宅だけでなくほかにも小売業が参加する公算が大きい。2街区ではイズミが小型店を併設した本社を今秋に完成させる計画だ。
同地区では、広島県が高精度放射線治療センター(仮称)などを2015年9月に運営を始める予定。隣接地では西日本旅客鉄道(JR西日本)広島支社が、広島鉄道病院を15年度中に移転新築する。駅北側では医療と大型商業施設を核に街づくりが進みそうだ。
一方、駅南口では住友不動産などが超高層複合ビルを4月に着工した。地下2階、地上52階建てで16年6月に完成予定。ビックカメラが出店を予定する。隣接地でも再開発組合が今秋をめどに46階建ての住宅棟と11階建ての商業棟で構成するビルを着工し、16年3月の完成を目指す。
またJR西は広島駅ビルで南口と北口をつなぐ自由通路と橋上駅を18年春に完成させ、土産店や服飾雑貨店などを集めた商業施設を整備する計画だ。駅周辺が市中心部の紙屋町・八丁堀地区に並ぶ商業エリアに発展する可能性もある。
(ここまで)
これは大変驚きました!何かの見間違いかと思ったほどです(笑)
とりあえず売却される区画はをまとめてみますと、
・県警東署建設予定地を除く1街区と、
・イズミ新本社地を除く2街区、
・県高精度放射線治療センター地を除く3街区
が今回の売却対象地域です。
【広島駅新幹線口エリアマネジメント推進調整会議】:中国財務局では、二葉の里地区に所在する国有地(1~3街区)について、一般競争入札(期日入札)により売却することを公示しました。
(画像は上記ホームページ内PDFより)
出店(検討)は非常にありがたい話なのですが、正直「ここかよ~(^^;」とどうしても思ってしまいます。
イケアは家具屋さんです。コストコ以上に車を使ったお客さんが多いはずです。
二葉通りが拡張されるとはいえ、休日は渋滞が心配になりますね。
広島南道路が来年開通しますし、やはり宇品や観音、扇などの湾岸エリアがピッタリだと改めて思います。
さらに、今回売却される敷地で一番広い2街区でも1万8000平方メートル程度。
国内のイケアが軒並み4~5万平方メートル以上の敷地面積を確保しているので、出来ても通常の店舗の半分以下の規模となりそうです。
(ちなみにコストコ広島倉庫店の敷地面積は約2万平方メートル。)
2街区は都心居住機能を主体とした利用法が想定されていますが、まるまるイケアが取得してもいいのでしょうか。
調べてみると来年秋に仙台の「あすと長町」にできるイケアは1万8000平方メートルらしいです。
これと似たものを想定なのか、はたまた2011年にできて今も営業している「IKEAミニショップ仙台」のようなもの?
私の今のところの理想としては、イズミが取得した夢島博跡地に、核テナントとしてイケア + 小型店舗「ゆめマート」だったのですが(笑)。
なんというか本当に「おしい!広島県」な気がします。
日経の記事によれば“今回の入札には住宅だけでなくほかにも小売業が参加する公算が大きい”とのことですから、
イケアの他にどんな企業がここを入札しようとしているのか非常に気になるところですね。
売却先は6月20日(木)に決まります。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:二葉の里土地区画整理事業